歌謡コーラスグループ・純烈の酒井一圭、白川裕二郎、小田井涼平、後上翔太が28日、東京・渋谷のNHKホールで、『第70回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:15~23:45)のリハーサルに参加し、報道陣の取材に応じた。
純烈は昨年の紅白で念願の初出場を果たしたが、その直後にメンバーだった友井雄亮氏の女性トラブルが報じられ、グループを脱退し芸能界を引退。その後、4人で活動を続け、2年連続紅白出場をつかんだ。
リーダーの酒井は「戻ってきたというか、1月のメンバー脱退の騒動からここ(紅白)の記憶があんまりなく、味わう暇もなくスキャンダルだったので。久しぶりに思い出した」と話し出し、「ちなみにこの中に週刊文春の方は?」とジョーク。「あれのおかげで名がより有名になったというのもあるし、複雑です。名は上がったけど、メンバーを失って、ファンや家族に心配をかけて…」と騒動を振り返った。
スキャンダル直後は紅白をあきらめたというが、先輩の「あきらめることない」という声や、ファンの応援を受けて、2年連続出場を目指そうと前を向いたという4人。酒井は「(今年紅白に出られなかったら)辞めた友井も両親も『うちの子供のせいで出れなかった』と心配していたでしょうし…」と安堵の表情を見せ、「たくさんの応援のおかげなので、今年の感謝を1曲に込めたい」と意気込んだ。
今年の漢字を聞かれると、小田井が「『謝』。謝罪から始まって、最後は感謝の“謝”。謝るっていう字が、最後は感謝に変わった」と回答。また、報道陣から「来年の年明けは平穏?」という質問が飛ぶと、酒井は「いやいや、絶対に文春来るやろ! 絶対に天丼が来るよ。俺が文春の人だったら誰かほじくり返すもん」と警戒し、「ちょっと楽しみですよ、誰の何が出てくるか」と笑った。
今年の紅白は令和初、そして第70回という節目。2016年より東京オリンピック・パラリンピックに向けて「夢を歌おう」をテーマに掲げてきたが、今年はその締めくくりの年となる。総合司会は内村光良と同局の和久田麻由子アナウンサー、紅組司会は綾瀬はるか、白組司会は嵐の櫻井翔が務める。
撮影:宮川朋久