JR東日本長野支社はこのほど、中央本線下諏訪駅のリニューアル工事に着手すると発表した。下諏訪駅は1905(明治38)年11月開業。これまでに3度改築しており、現在の駅舎は1998(平成10)年に建てられた。
現駅舎の完成から20年が経過し、老朽化していることを受け、より快適に利用できるように駅舎のリニューアル工事を実施する。新駅舎は旧中山道・下諏訪の宿場の町並みに見られる黒の木目調をベースに外観を整備する。建物の前面には諏訪大社の御柱祭をイメージした柱を設置し、温泉街の足湯をイメージした縁側通路と垂れ壁も設ける。
コンコースは下諏訪の老舗商家・伏見屋邸をイメージした土間調の空間として整備。待合室には伏見屋邸の囲炉裏をイメージしたベンチを整備し、落ち着いた空間を演出する。新駅舎の完成は2020年3月末頃を予定している。