29日に最終回が放送される俳優・木村拓哉主演のTBS日曜劇場『グランメゾン東京』(毎週日曜21:00~)がこのほど、クランクアップを迎えた。
木村拓哉演じる尾花夏樹、鈴木京香演じる早見倫子をはじめとする登場人物たちが、「夢に向かって一生懸命に取り組む“大人の青春”」が視聴者たちの心を惹きつけてきた本作。夏の暑い盛りにパリでクランクインし、パリの三つ星レストラン「ランブロワジー」での撮影や、フランス大使館の撮影協力、東京で三つ星を取り続ける岸田周三シェフの「カンテサンス」と、気鋭の話題のレストラン「INUA」がドラマの料理を監修するなど、その料理への本格的な取り組みも注目を集めてきた。
出演者たちは約5カ月わたって料理と向き合い、撮影を重ねてきたこともあり、最後の挨拶では涙ぐむ人も…。寂しさを感じつつも充実感にあふれた、感動のクランクアップとなった。
木村は「これで撮影が終わってしまうということに少しがっかりしているし、まだ認めたくない。寂しく感じています。それだけ、この現場で過ごす日々がすごく楽しかったです」と寂しさを吐露。また、サプライズでクランクアップの現場に駆け付けた寛一郎に対し、「このシーンを撮り始める前に、現場の前をウロウロしているのを見てしまって、サプライズが台無しではあったのですが(笑)、でもそんな気持ちがうれしいですし、寛一郎だけではなく、キャストやスタッフの皆さんの“心遣いの詰まった現場”だったので、すごく感謝しています」と話した。
鈴木も「無事にクランクアップするのはうれしいもので『終わりたくない』なんて思うことはなかなかないのですが、今は少しそんな寂しい気持ちもあります」と寂しさを口に。「現場の時間が押して夜中になってしまったときも(笑)、心から楽しく、本当に幸せでした。良い経験を積ませていただきました。宝物になりました!」と振り返り、「そして、キャプテン・木村さんは最高のシェフです! またご一緒できるように頑張りたいと思います、本当にありがとうございました」と木村に感謝した。
出演者のコメント全文は以下の通り。
■木村拓哉
これで撮影が終わってしまうということに少しがっかりしているし、まだ認めたくない。寂しく感じています。それだけ、この現場で過ごす日々がすごく楽しかったです。サプライズで寛一郎が現場に駆けつけてくれたのですが、このシーンを撮り始める前に、現場の前をウロウロしているのを見てしまって、サプライズが台無しではあったのですが(笑)、でもそんな気持ちが嬉しいですし、寛一郎だけではなく、キャストやスタッフの皆さんの“心遣いの詰まった現場”だったので、凄く感謝しています。本当に、ありがとうございました。
■鈴木京香
無事にクランクアップするのはうれしいもので「終わりたくない」なんて思うことはなかなかないのですが、今は少しそんな寂しい気持ちもあります。この作品で皆さんとご一緒させていただいて、たとえ現場の時間が押して夜中になってしまったときも(笑)、心から楽しく、本当に幸せでした。良い経験を積ませていただきました。宝物になりました! そして、キャプテン・木村さんは最高のシェフです! またご一緒できるように頑張りたいと思います、本当にありがとうございました。
■玉森裕太
本当にお世話になりました! 本当にありがとうございました! 平古祥平という役が自分のなかですごく挑戦で…、難しくて、苦しくて、そんな日々が続いていたのですが、とてもやりがいがあって充実した日々だったなと思います。それに、木村さんと今回初めてこうやって長い時間お仕事をさせていただいて、キャプテンの偉大さ、そして座長としての佇まいなども学ぶことができた場でした。忘れないように、今後の仕事にもちゃんと生かしていきたいと思います。
■寛一郎
みなさんと三カ月一緒にいさせていただきましたが、早かったですね。みなさんの結束力がどんどん高まって、本当に楽しい現場でした。そしてなにより、僕が演じた芹田公一という役をみなさんがかわいがってくださって、愛してもらえたことにすごく感謝しています。みなさんに感謝を伝えたいです。ありがとうございました。
■吉谷彩子
すごく楽しい現場でした。ムカつくけど、でも人から愛されなければいけない“松井萌絵”という役柄が今までやってきたどの役よりも難しくて…。ですが、そのなかで、スタッフのみなさん、キャストのみなさんとヒントを出し合いながら、答え合わせをしながら演じることができて、最後まで自信を持って演じられたと思っています。
■中村アン
最初はフードライターという役だったのですが、グランメゾンの仲間に入ることができて…。素晴らしいキャストのみなさんとスタッフのみなさんと、そして久住栞奈という役がすごく大好きでした。本当に得るものがたくさんありました。ありがとうございました。
■尾上菊之助
素晴らしいスタッフのみなさま、共演者のみなさまとかけがえのない時間を過ごさせていただきました。お芝居のはずなのに、最後にはミシュランの星を獲れるか獲れないか、それでうれしかったり悔しかったりと、感情が溢れている自分に気付きました。また、皆様にご心配をおかけしたこともありましたが、最後まで丹後学という役を無事に全うできたことを嬉しく思っています。素晴らしい方たちに囲まれて役を生きることができたなとすごく実感しました。
■及川光博
大人の青春がテーマの作品でございました。相沢瓶人さんはもちろんですが、僕自身も大人の青春を味わわせていただきました。「熱くて何が悪い」「熱くなって何が悪いんだ!」そういう気持ちでベストを尽くしました。「Do my BEST!」。たっくん(主演:木村)がプレゼントしてくれたスタッフジャンパーのここ(胸元の I’ll do my BEST!! のメッセージを指さしながら)を、メイクの直しをするときに毎回読んでいました。(木村に対して)それ、狙いだった(笑)? Do my BEST! ありがとうございました!
■沢村一樹
暑い時期から始まってパリにも行かせていただいて。実際にこの(グランメゾン東京のセット)撮影が始まったら、ここはまだ全然完成されていないただの倉庫みたいなところから始まって、一人ずつ一人ずつ仲間が増えていって…。この歳になってもこんなにいろんな刺激をもらえることがあるんだと驚きの毎日で、本当に素晴らしい現場だったと思います。それはここにいるみんなのおかげだと思います。京香さんとも何度も共演して夫婦もやらせてもらったりしてリラックスした空気のなかだったし、木村くんと連ドラをやるのは初めてでしたがこんなに刺激を受けるのは初めてでした。一緒に仕事を出来て最高でした。素晴らしかったです。いつか、もしかしたらスペシャル放送があるかもしれない(笑)! それまで一生懸命この仕事を頑張って、またみなさんとお会いできることを楽しみにしています。
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