アイドルグループ・嵐の相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔が21日、「国立競技場オープニングイベント~HELLO, OUR STADIUM~」に出演し、熱いライブパフォーマンスで5万9,500人の観客を魅了。思い出深い場所に戻ってこられた喜びや、生まれ変わった国立競技場への期待を語った。
このオープニングイベントは、新しい国立競技場の完成を祝う、一般に向けてのお披露目イベント。「スポーツ」、「音楽」、「文化」をテーマに、さまざまな出演者が盛り上げた。
国立競技場で最も多く音楽の単独公演を行ったアーティストで、来年5月15日・16日の2日間、国立競技場での竣工後初となる単独アーティスト公演を開催することも決定している嵐は、フロートに乗って登場。「みなさんこんばんはー!」「行くぞー! 国立ー!!」と盛り上げ、「Love so sweet」、「Happiness」を披露し、続く「A・RA・SHI」の途中にフロートを降りてステージへ。最後は「BRAVE」で締めくくった。途中、二宮が「今日からみんなで新しい歴史を作っていこうぜ!」と叫ぶ場面もあった。
パフォーマンス後、大野は「いやー実感ないです、まだ」と打ち明け、メンバーから「もう終わったよ」とツッコまれつつ、「来年ここで(嵐のコンサートが)行われる。その前にパフォーマンスができて非常にうれしいですし、来年ここがめちゃくちゃ熱くなる場所と想像するとすごい興奮します」と心境を語った。
櫻井は「建設中、外から見てどんな国立になるんだろうと思いながら過ごしていたので、完成した中でこうやってパフォーマンスできるなんて夢のようです。うれしいです」と感激。松本は「旧国立競技場、僕らもライブをやらせていただいたり、何度も足を運んでいたので、こんな風に生まれ変わるんだと、すごい感動しています。ここでいろんな伝説、記録が生まれていくんだなとワクワクしますね」と目を輝かせた。
二宮は、メンバーと国立競技場に戻ってきたいと話していたと言い、「夢を語っているような形だったんですけど、まさかこんなに早く帰ってこられると思っていなかったですし、こうやって歌ってみなさんと盛り上げていけたらなと改めて思いました」としみじみ。相葉も「また国立でやりたいね、とは言っていたけど、できるとは思っていなかったので、本当に一生の財産になりました」と喜びを語った。
アーティストにとって国立競技場はどういう場所か聞かれると、櫻井は「特別ですね。東京の中心から発信しているような感覚になりますし、これだけのたくさんの方が一堂に会する場所はなかなかないので、とても特別だと思います」と語り、相葉も「本当に東京のど真ん中で、一番近い場所。なのにライブをやろうとすると一番遠い。近くて遠い、本当にすごい特別な場所です」と同調した。
最後に5人は、新しい国立競技場への期待をそれぞれ述べ、大野は「来年はまさにオリンピックがありますし、それをきっかけにいろんな新たな記録を作れるような場所になったらいいなと思います」とコメント。二宮は「アスリートの方にとっても、われわれアーティストにとっても、すべての人たちの目標となる場所になっていただきたい」と願った。
櫻井は「オリンピックを過去に取材させていただいた中で、メインスタジアムはアスリートが走ると観客のみなさんの声がウェーブして、臨場感と興奮が生まれる場所。来年、東京オリンピック、たくさんの記憶に残るような名場面、感動のシーンを見られることを楽しみにしています」と、オリンピックを心待ちにしている様子。
松本は「日本の技術を結集してできた新しい国立競技場なので、いろんな人が、旅行で遊びに来た人たちも『国立見てみよう』って集まれるような空間になっていったら素敵だなと思います」と話し、相葉は「ここから先、たくさんのドラマが起こると思いますし、勝ち負けだけではなく、素敵なドラマが起こる場所になったらいいなと思います」と期待を込めた。
パフォーマンス前には、5人が生まれ変わった国立競技場を歩きながら紹介するVTRを放送。「すごい!」「鳥肌立っちゃった」「テンション上がってきました」などと興奮しながら魅力を伝えた。
写真:JSC提供