元乃木坂46で女優の生駒里奈が、21日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『メレンゲの気持ち』(毎週土曜12:00~13:30)にゲスト出演し、乃木坂46メンバーへの思いを語った。
生駒は2011年8月に加入後、1stシングル「ぐるぐるカーテン」からセンターを務めてグループを牽引。2018年5月に卒業し、現在はドラマや舞台、バラエティなど幅広い分野で活躍している。
デビューのきっかけを聞かれた生駒は、「(アイドルに)全くと言っていい程興味がなくて。アイドルという存在をあまり知らなかったんです」「本当に暗い子で引っ込み思案でいじめられっ子でした」と回顧。高校に入って何もしなくなった生駒を父が心配し、「娘に刺激を与えたくて」乃木坂46オーディションに応募した。「夏休みの思い出作り」程度の動機だったという。
それから1カ月ほどは、土日になると地元・秋田と東京を行き来してレッスンに励む日々。実家から最寄りの駅までですら約1時間かかることから体力的な負担も大きく、いま思い返しても「ヘトヘトで記憶がない」。ところが、「高校に戻りたくない」「学校に行くのが嫌」という気持ちが勝り、投げ出すことはなかった。
そして、もう1つ。つらくても辞めなかったのは、「メンバーにいじめっ子がいなかったんです」。「いじめられたら辞めようと思ってたんですけど、自分の命をかけても守りたい人たちに出会えたのが乃木坂のメンバーでした」とメンバーへの思いを言葉にすると、MCの久本雅美は「生駒ちゃんも大変だったんだね……」と涙をぬぐった。
生駒は恥ずかしそうにしながら、「地元には2人親友がいるんですけど、高校も離れちゃってるし、常に周りにいなくて、東京に行くと楽しいことが待っている。仲間がいる」とデビュー当時の自分を振り返り、「(芸能界の大変さを)段々分かっていって大変でしたけど、本当にメンバーがいたおかげで乗り越えられることが多かったです」とうれしそうに話していた。