俳優の鈴木拡樹、安井謙太郎、崎山つばさが出演する映画『死神遣いの事件帖』の製作が決定したことが20日、明らかになった。

  • 左から崎山つばさ、鈴木拡樹、安井謙太郎

    左から崎山つばさ、鈴木拡樹、安井謙太郎

同作は東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」の第2弾。映画版は鈴木、舞台版は崎山が主演を務める。江戸市中で探偵業を営む久坂幻士郎(鈴木)は豊臣家に仕えた高名な傀儡子の息子。死神・十蘭(安井)と契約関係にある「死神遣い」でもあり、吉原の大遊廓で“遊女連続殺人事件”に関わっていく。また、舞台では吉原遊廓の惣名主を父にもつ侠客のリーダー庄司新之助(崎山)と、死神・十蘭が大暴れする。

映画編の監督は平成仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズで活躍する柴﨑貴行が務め、『探偵はBARにいる』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した須藤泰司がオリジナルで脚本を担当。鈴木・安井・崎山が出演し、2020年初夏公開を予定している。

そして舞台編の脚本・演出は、東映ムビ×ステ第1弾『GOZEN-狂乱の剣-』、舞台『仮面ライダー斬月』の毛利亘宏(少年社中)が務める。原案は映画編から続き須藤泰司が担当し、映画と舞台を連動させていく。崎山・安井が出演し、上演は2020年夏を予定している。

映画の主演、傀儡探偵・久坂幻士郎を演じるのは舞台・映画『刀剣乱舞』シリーズや、映画『スマホを落としただけなのに  囚われの殺人鬼』(2020年公開)等で活躍する鈴木拡樹。映画・舞台で共通し死神・十蘭を演じるのは、「7ORDER project」の安井謙太郎、そして映画に続く舞台での主演となる侠客のリーダー・庄司新之助を演じるのは、舞台『幽☆遊☆白書』やミュージカル『刀剣乱舞』の崎山つばさと、各ジャンルのエンターテインメントの世界で活躍するキャストがそろった。

また、「東映ムビ×ステ」第1弾である映画『GOZEN-純恋の剣-』と舞台『GOZEN-狂乱の剣-』を収録したBlu-ray『ムビ×ステ セット「GOZEN」』( 2020年2月5日発売)に、舞台『死神遣いの事件帖』のチケット優先予約券が封入されることも決定。チケット優先予約券の封入は初回限定特典となる。

鈴木拡樹 コメント

東映ムビ×ステ第2弾に参加させていただくことになりました。
今作は、“死神遣い”という今まで皆さんが見たことがないんじゃないかと思うものを題材にしています。
相棒の十蘭と共に探偵のように事件を解決していきますので、その解決の模様をお楽しみいただけたらなと思います。皆様どうぞ宜しくお願いします。

安井謙太郎 コメント

死神・十蘭を演じさせていただきます安井謙太郎です。
人生の中で1度は演じてみたかった死神をこのタイミングで演じられることが楽しみです。
様々なジャンルの作品の良いところを混ぜ合わせたような作品。普段時代劇を見られない方でも楽しんでいただけるものになっていると思いますので、是非劇場でご覧ください。

崎山つばさ コメント

映画から舞台へと物語が続くプロジェクトということで、映画を観てくださった方が舞台を観たいと思ってくれて、舞台を観た時に「映画」と「舞台」が一つの物語として楽しんでいただけるようしっかりと繋げていきたいと思っています。
映像ならでは、舞台ならではのそれぞれ違った楽しみ方を劇場で体感していただけたら幸いでございます。
特に殺陣のシーンはそれぞれ変わった視点で観ていただけると思います。