ジェーシービー(以下、JCB)は12月19日、「キャッシュレス・消費者還元事業に関する調査 2019」の結果を発表した。調査期間は2019年12月9~11日、調査対象はキャッシュレス・消費者還元事業の対象店舗でキャッシュレス決済を利用したことがある20歳~69歳の個人、有効回答は1,000人。
新規利用者の7割超が「もっと早く使っておけばよかった」
キャッシュレス決済をしていて感じることを尋ねると、「キャッシュレス決済対応のお店が増えた」が最も多く54.5%。以下、「少額でも気にせず使える」が40.4%、「ポイントがよく貯まる」が36.4%と続いた。
同じ質問を、キャッシュレス決済の継続利用層で利用頻度が増えた層と変わらない・減った層に分けてみると、「少額でも気にせず使える」「ポイントがよく貯まる」「周囲に使う人が増えた」では、いずれも利用頻度が増えた層の方が15ポイント以上高かった。同調査では、利用頻度が増える背景には利便性や利得性、利用者増加による安心感があると推測している。
新規利用層にキャッシュレス決済に対する考えを聞くと、71.9%が「もっと早く使っておけばよかった」と感じていた。男女別では、男性81.1%、女性65.9%と、男性の方が15.2ポイント高かった。
キャッシュレス・消費者還元事業で利用しているキャッシュレス決済は、1位「クレジットカード決済」(79.4%)、2位「電子マネー決済」(52.5%)、3位「QRコード決済・バーコード決済」(46.7%)と続いた。
新規利用層と継続利用層に分けてみると、新規利用層では1位「クレジットカード決済」(63.0%)、2位「QRコード決済・バーコード決済」(60.0%)、継続利用層では1位「クレジットカード決済」(82.0%)、2位「電子マネー決済」(55.7%)となった。