小倉智昭キャスターが18日、フジテレビ系情報番組『とくダネ!』(毎週月~金曜8:00~)で、9月に同番組を卒業したフリーの笠井信輔アナウンサーの病状について報告した。
笠井アナは、17日配信された『デイリー新潮』で悪性リンパ腫に診断されたと報じられ、所属事務所もマイナビニュースの取材に認めた。笠井アナは、9月末でフジテレビを退社し、フリーアナウンサーとして活動を始めたばかりだ。あす19日の『とくダネ!』に生出演し、自ら説明する予定となっている。
同じ事務所に所属し、詳細を知る小倉は「フジテレビを辞める時に荷物を動かしたりして、腰が若干痛かったようで、仕事をしてるうちに体重も減ってきて、なんなんだろうなって気にはなっていたそうなんです。ただ、彼は以前から前立腺の心配があったので、前立腺肥大を調べるためにMRIを撮ったら、前立腺よりも腰に影があるのが心配だと言われて、精密検査をしたら悪性リンパ腫であることが分かりました」と経緯を報告。
また、「笠井君は仕事が非常に順調で多かったんですね。彼、一番心配してたのはフリーになって『仕事ありますかね?』って言ってたんですが、ほぼ毎日仕事が入って、他局のクイズ番組、旅番組、バラエティ番組に加えて講演とかが入って、それで悪性リンパ腫だと分かりました。だから事務所も状況を説明しなきゃいけないし、番組の担当者に説明しなきゃいけないから、発表する前にこういう情報が漏れたということです」と事情を説明した。
今朝、小倉に笠井アナからLINEが届いたそうで、そこには「あらためて新聞で『悪性リンパ腫』という文字を見ると、自分はガンだと再確認して、これに立ち向かっていかなければいけないと思ってます」というメッセージも。友人や知人から心配のメールやLINEがたくさんきているそうで、小倉は「だから、あすこの番組で話すことによって少しでも安心してもらおという気持ちが強いんだと思います」と推測した。
今後、抗がん剤の治療で4カ月は入院し、2カ月は自宅療養になるため、復帰は早くても来年6月の見込み。「とにかく彼は仕事男で仕事のことばかり気にしてるんで、今は治療のことに専念しろよと言ってるんですけどね」と声をかけていることを明かし、「なんで1万人に1人がかかるような悪性リンパ腫にかかってしまったのか、残念でならないんですけど、ただ同じような病気をしている人もいるし、私が膀胱がんのときにそれを皆さんにお話しをして『小倉さんの生き方を自分も学びました』って言われる方もいたので、彼が明日テレビで話したいっていうのは、そういう影響力もあったのかもしれません」とのこと。
そして、「(白血病の)池江璃花子さんの退院の記事を読んで、ものすごく励まされたそうです。明日、彼は『本当に病人なの!?』って感じで来ると思うので、話を聞いてやっていただきたいと思います」と呼びかけた。