「デジモン」シリーズ20周年記念作品にして、“八神太一とアグモンたち”の最後の物語を描く『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』(2020年2月21日公開)の本予告と本ポスターが公開された。

本予告映像の舞台は2010年。初めての冒険時には小学生だった太一は大学生となり、ヤマトやほかの“選ばれし子どもたち”もそれぞれの道を進み始めていた。そんな中、“エオスモン”と呼ばれる未知のデジモンによって、世界中の“選ばれし子どもたち”の周囲で、ある事件が起き始める。そこへ現れたのは、ゲスト声優・松岡茉優が演じるデジモンを専門に研究する学者・メノア。メノアが太一たちに告げたのは「選ばれし子どもたちが大人になると、パートナーデジモンは姿を消してしまう」という衝撃の真実だった……!

「デジモンアドベンチャー」と言えばこの曲、和田光司による不朽の名曲「Butter-Fly」に乗せて描かれるのは、太一やヤマトに迫る非情な選択。戦わなければ仲間を救えない、しかし無理な戦闘はパートナーとの別れを早めるという葛藤が二人を悩ませる。そんな時、いつでも彼らの背中を押してくれたのはパートナーデジモンだった。戸惑い苦しみぬいた彼らが選んだ答えとは! そして、その先でたどり着いた「最後の進化」とは……!?

今作では「大人」になる少し前に直面する葛藤と選択、そして決断を通して、太一とパートナーであるアグモンとの深い“絆”が描かれることになる。ヤマトやガブモンたちはもちろん、TVシリーズ以来となる『デジモンアドベンチャー02』のメインキャラクターである本宮大輔やブイモンたちの姿も!1999年に始まった八神太一とアグモンたちの最後の物語として、太一たちが大人になった未来が描かれた『02』の最終回へ繋がるストーリーとなっている。

予告編とあわせて公開された本ポスターでは、「デジモンアドベンチャー」シリーズのメイン舞台、お台場の海岸に全員集合した“選ばれし子どもたち”12人とそのパートナーデジモン、そしてメノアと井村が描かれている。20年間応援してくれたファンに向けて手を振るかのような、笑顔だけど少し切なさも感じられる、まさにシリーズの大団円にふさわしいポスターになっている。

また、本ポスター解禁にあわせて楽曲担当に関する情報も解禁。「デジモンアドベンチャー」から担当してきたアーティストが全員集合し、太一とアグモンたちの最後の物語に花を添える。

オープニング曲は和田光司の「Butter-Fly」。アレンジなどはせず、TVアニメ『デジモンアドベンチャー』の時の「Butter-Fly」がそのまま使用される。挿入歌は、「デジモンアドベンチャー」の挿入歌「brave heart」を始めとして、数々の「デジモン」楽曲を歌い上げてきた宮﨑歩。さらにエンディング曲は、こちらも「デジモンアドベンチャー」のエンディング曲「I wish」ほか「デジモン」シリーズで数多くのエンディング曲を歌ってきたAiMが担当。挿入歌もエンディング曲も本作のために書き下ろされた新作となる。

さらに、劇中で流れる音楽を担当するのは富貴晴美。映画『わが母の記』(2012年、原田眞人監督)で第36回日本アカデミー賞優秀音楽賞を最年少受賞、NHK『西郷どん』(2018年)でも大河ドラマの音楽を最年少で担当した若手実力派で、アニメでも映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』(2015年、原恵一監督)やTVアニメ『ピアノの森』(2018年)を担当するなど幅広い分野で活躍する「デジモン」世代の富貴が、太一たちの物語を素敵な音楽で彩る。

●『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』本予告

映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』は、2020年2月21日(金)より公開予定。各詳細は公式サイトにて。

(C) 本郷あきよし・東映アニメーション