今どきのテレビは外付けHDDに番組録画できる製品が増えていますが、番組をたくさん録るなら、録画機能が充実したレコーダーが便利です。最近のレコーダーは「録画の自動化」が進んでおり、新番組をオススメしてくれたり、簡単な設定をしておくだけで見たい番組の録り逃しを防げる機能が充実しています。

  • BDレコーダー4社製品

    上から、パナソニック「DMR-4W200」、ソニー「BDZ-FBT4000」、シャープ「4B-C20BT3」、東芝「DBR-UT209」

以前は番組改編期ごとに見たい番組を探してひとつひとつ録画予約を入れる必要があり、筆者も4月・7月・10月・1月がくるたびに、必死で新番組の録画予約を入れつつHDDから残したい番組をBDに移したり、見ない番組を消したりと苦労していました。興味のある番組を自動で録り溜められるレコーダーを購入してからは、そのような作業から解放されてずいぶん楽になりました。

  • BDレコーダー4社製品

調査会社のGfKジャパンによると、BD/DVDレコーダー・プレーヤーの2019年上半期(1~6月)の販売台数は前年比4%減となったものの、内訳をみるとBDレコーダーは98万台と、前年比で2%増加。中でも地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基搭載したトリプルチューナーモデルの割合が拡大しており、まだまだ需要はありそうです。

今回は以下の最新BDレコーダー4製品をピックアップし、「録画予約をラクにしてくれる機能」に注目したレビュー4本を掲載しました。

いずれもトリプルチューナーを積んだ上位機に位置づけられる製品ですが、録画予約や管理にかける労力をできるだけ省き、ドラマやアニメなど最新番組を録り逃さないよう、各社とも工夫をこらしています。ぜひ各製品のレビューをご覧いただき、読者の皆様にとって快適なテレビライフの一助になれば幸いです。


「ドラ丸」が便利!シャープ「4B-C20BT3」

  • 4B-C20BT3

    シャープ「4B-C20BT3」

注目ポイント

  • 「ドラ丸」:新番組を4週間分自動録画
  • BS4Kダブルチューナー:4K放送を2番組同時録画
  • 早見機能:最高2倍速の音声つき早見
  • チューナー:地上/BS/110度CSデジタルチューナー×3、BS 4K/110度CS 4Kチューナー×2
  • 4B-C20BT3

    オーソドックスな直線デザインの本体


1カ月先まで“先録” ソニー「BDZ-FBT4000」

  • BDZ-FBT4000

    ソニー「BDZ-FBT4000」

注目ポイント

  • 新作ドラマアニメガイド・先録:最大1カ月先の放送番組を先行予約
  • BS4Kダブルチューナー:4K放送を2番組同時録画
  • 予約ランキング:人気番組が分かり、録画予約も入れられる
  • チューナー:地上/BS/110度CSデジタルチューナー×3、BS 4K/110度CS 4Kチューナー×2
  • BDZ-FBT4000

    ツヤがありシンプルで飽きのこないデザイン


自動録画+時短+UHD BD 東芝「DBR-UT209」

  • DBR-UT209

    東芝「DBR-UT209」

注目ポイント

  • おまかせ自動録画:見たいカテゴリーを選ぶだけで自動録画
  • 時短再生:効率的に録画番組を消化するのに便利
  • UHD BD再生対応:東芝レコーダー初、高画質コンテンツも楽しめる
  • チューナー:地上/BS/110度CSデジタルチューナー×3(4Kチューナーはなし)
  • DBR-UT209

    角の丸いデザインと、アクセントになっている天面右の電源ボタン


4K長時間録画を強化 パナソニック「DMR-4W200」

  • DMR-4W200

    パナソニック「DMR-4W200」

注目ポイント

  • おまかせ録画設定:かんたんな設定で見たい番組を自動録画
  • BS4Kダブルチューナー:4K放送を2番組同時録画
  • 4K長時間録画モード:「4K 8~12倍録モード」に新対応
  • チューナー:地上/BS/110度CSデジタルチューナー×3、BS 4K/110度CS 4Kチューナー×2
  • DMR-4W200

    立体感のある前面パネル


設置時の奥行きの違いに注目

  • レコーダーの奥行き比較

    レコーダー本体前面を揃えたときの、各レコーダーの奥行き。画面左奥の東芝「DBR-UT209」が一番奥行きがあり(259mm)、もっとも奥行きが短いのは右手前のパナソニック「DMR-4W200」(199mm)

  • 2019年冬最新レコーダー