俳優の古田新太が、フジテレビ系スペシャルドラマ『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』(21日21:15~23:25)に出演する。

  • 古田新太(左)と加藤シゲアキ=フジテレビ提供

NEWSの加藤シゲアキが、昨年放送の『犬神家の一族』に続き、再び名探偵・金田一耕助を演じる今作。古田は、20年前の凄惨(せいさん)な殺人事件をひもとくために金田一が接触する、かつて活動弁士だった男・野呂十兵衛を演じる。

金田一は20年前に青池源治郎(渡辺大)が殺害された事件をひもとくため、親交のあった野呂十兵衛に会いに神戸へと向かう。野呂はかつて映画に音声がついていなかった時代、自らの語りや解説で映画のストーリーを彩る活動弁士をしていた。神戸を拠点に活動していた野呂は、鬼首村から逃げるように神戸に流れ着いた源治郎と出会い、共に活動弁士として映画館を大いににぎわせていたという。

そんな源治郎は、鬼首村の人々から差別を受けていたこと、彼らをひどく憎んでいたことを野呂に明かしていた。鬼首村を恨んでいながら、その後、亀の湯を買い戻しに帰郷したという源治郎は一体、誰に殺されたのか。20年間、謎に包まれてきた青池源治郎殺害事件が、金田一の手によってついに明らかになる…。

古田は「昔から横溝正史作品のファンで、映画もドラマもずっと見ていました。活動弁士の役ということでセリフもボリュームがありましたし演じる緊張感もありましたけど、大好きな横溝作品に一丁噛み(いっちょかみ)できて良かったです。加藤くんがハンサムでビックリしました。ぜひご覧ください」とコメント。

金城綾香プロデューサーは「古田新太さんの舞台を何度も拝見していた身としては、目の前で古田さんに“カツベン”を披露していただいたときには、鳥肌が立ちました。物語の後半で、それまでの重たい空気をガラっと変えてくださる重要な役柄です。小木茂光さん、森下能幸さん、六角慎司さんと素晴らしい役者の皆さまが集まって、ついに『悪魔の手毬唄』オールキャストです。ぜひ21日の放送を楽しみに待っていただきたいです!」と呼びかけている。

(C)フジテレビ