米AMDは、ワークステーション向けGPU「AMD Radeon Pro W5700X」を公開し、このGPUが12月10日(米国時間)発売の新型「Mac Pro」に採用されたことを発表した。これまで最上位だったRadeon Pro W5700を上回る、最大9.5TFLOPS(FP32)の処理能力を実現している。
Radeon Pro W5700Xは、Navi(Radeon RDNA)ベースのGPUで最上位に位置づけられるスペックを実現したワークステーション向けGPU。CU(Compute Unit)数は40基、SP(Stream Processor)数は2,560基、メモリは最大容量32GBのGDDR6、メモリインタフェースは256bitで、メモリバンド幅は448GB/秒。Radeon Pro W5700の36基を上回り、Radeon RX 5700 XTの40基と同数のCompute Unitを備え、FP32の演算処理性能はRadeon Pro W5700の8.89TFLOPSを超える9.5TFLOPSに達する。
直近で一般購入する方法として、究極のプロ向けデスクトップをうたうAppleの新しい「Mac Pro」のアップグレードオプションとして、間もなく選択できるようになる見込み。