エミライは、FiiO(フィーオ)製のポータブルオーディオプレーヤー「M11 Pro(Black)」を12月20日に発売する。価格はオープンで、店頭価格は75,000円前後を見込む。11月の「秋のヘッドフォン祭2019」で展示されていた製品で、正式な発売日と価格が決まった。
旭化成エレクトロニクス製のDACチップ「AK4497EQ」を2基、左右独立構成で搭載し、低ノイズ・低歪と高出力を両立するという。11.2MHz DSDデータのネイティブ再生と、384kHz/32bitまでのPCMの再生に対応。ハイレゾフォーマット「MQA」のフルデコード機能も搭載する。
ヘッドホン出力は3.5mmシングルエンドと2.5mm/4.4mmバランス出力を備え、ライン出力や光デジタル出力にも対応。ヘッドフォンアンプ部にはフルバランス構成のTHX AAA-78回路を搭載する。
内蔵ストレージメモリは64GB。microSDカードスロットを備え、最大2TBまでのmicroSDカードに対応する。
自社開発アプリ「FiiO Music」を搭載したカスタマイズドAndroid OSを採用。SoCにはサムスン「Exynos 7872」を採用し、「オーディオプレーヤー史上最高クラスの高速動作」を実現する。Bluetoothレシーバー/トランスミッターとしても利用でき、コーデックはaptX/aptX HD/LDAC/HWA(LHDC)をサポートする。
2.4GHz/5GHz帯のデュアルバンドWi-Fi接続に対応し、スマートフォンからの本体操作を可能にする「FiiO Link」に対応。AirPlayやDLNAなどのネットワーク経由での高音質再生も可能だ。
容量3,800mAhのバッテリーを搭載し、連続再生時間は9.5時間。待機時間最大55日間というロングライフ動作を実現する。急速充電にも対応している。本体サイズは130×70.5×16.5mm(縦×横×厚さ)、重さは約232g。
なお、M11 Proの仕様はそのままに、本体素材をアルミニウム合金からSUS316に変更した数量限定モデル「M11 Pro Stainless Steel Edition」も発表。2020年1月下旬発売予定で、価格はオープン。店頭価格は95,000円前後を見込む。