フジテレビの遠藤龍之介社長が、12日に放送されたニッポン放送『安東弘樹 DAYS』(13:00~)に生出演し、テレビなどの話題について語った。

  • 左から安東弘樹、遠藤龍之介社長、東島衣里アナ -ニッポン放送提供

ニッポン放送のラジオ番組に出演するのは初めてという遠藤社長。番組の人気コーナー、世の中の不条理に憤る「コレっておかしくないですか?」にも参加し、 「“いまのフジテレビ”のコレっておかしくないですか?」と思うこととして、「フジテレビは好調だったのに今は不調になった原因は保守性、おごり、生意気になったこと。これがおかしい。 直そうよ、とこの半年言っています」と話した。

リスナーからはいつも以上に質問のメールが寄せられたが、リスナーからの質問は「コ ンプライアンスを守りながら面白い番組を作るには?」「新しい取り組みは?」「今世の中に求められている番組は?」など鋭い質問ばかり。それに対して、遠藤社長は「株主総会みたい…」と困惑の表情を浮かべながらも、ひとつひとつの質問に丁寧 に答えていった。

テレビの未来の話題になると、「テレビの世界は色々やりつくしていて、新しいことはないとよく言われますが、そんなことはないと思います」ときっぱり。「YouTubeの動画を見ると、まだまだ面白い企画の切り口はある」と語る遠藤社長に、安東は「テレビではやっていなかった着眼点がまだまだあるというのは、逆に学ぶことがある」と同調。

社長就任の際を振り返り、遠藤社長は「自分が面白いと感じるものの近くにいてほしい。そして、面白いと思うことは人によって違うので、それを普遍化するための努力をしてほしいと社員に伝えた」と明かし、「今までテレビやラジオの時代だったのが、動画というものすごいメディアが出てきて、それによって色々なものが突き動かされている。 非常に動いている時代だと思う」と熱く語った。