日本漢字能力検定協会は12月12日、2019年「今年の漢字」を発表。2019年の世相を表す漢字一字とその理由を全国から募集した結果(21万6,325票)、「令」が1位となった。
同協会は毎年年末に今年1年の世相を表す漢字一字とその理由を全国から募集し、最も応募数の多かった漢字を、京都・清水寺の森清範貫主の揮毫により発表している。
2019年は11月1日~12月5日の期間、はがきやインターネットなどを通じて募集が行われ、21万6,325票の応募があった。その結果、「令」が1位となった(2位は「新」「和」、4位は「変」、5位は「災」)。
今年は新元号「令」和に新たな時代の希望を感じた1年。「令」和が日本最古の歌集・万葉集からの出典で、海外に"Beatiful Harmony"=美しい調和と説明されたことや、「令」の字が持つ意味・書き方にも注目が集まったこと、法「令」改正、法「令」順守、警報発「令」、避難命「令」としても使われた年だったことなどが理由となっている。