天災の多い日本。特に近年異常気象が増えた印象があり、この夏(2019年)は筆者の家の前の電柱に雷が落ちて、一時停電に見舞われました。
そこで非常用に大きめのモバイルバッテリーでも買おうかなと検討していたところ、インターネッツの海で見かけたのが規格外の大容量ポータブル電源「EFDELTA」(イーエフデルタ)。市場想定価格159,500円(税込)とお値段も規格外ですが、使ってみたら納得の完成度なのでした。
10,000mAhバッテリ34本相当の大容量、テスラも充電できちゃう
EFDELTAは大容量1,260Wh(10,000mAhのモバイルバッテリー34本相当)のポータブル電源です。出力1,600W(サージ3,100W)と大出力仕様で、電気自動車テスラも充電できちゃうといいますからイーロン・マスクも「ビクリだよ~」でしょう。
本体サイズは約40×21×27cm、重量は13.6kg。1,260Whの大容量バッテリーは2時間以内で急速充電可能で、バッテリー寿命は800サイクルとうたわれています。
出力端子はUSB-A出力×2、USB-A出力×2(急速充電対応)、USB-C出力(60W)×2、ACコンセント×6、13.6V車載シガーソケット出力、入力端子はコンセント電源入力コネクター、ソーラーパネル充電用XT60コネクター。別売の「EFDELTA用折り畳み式ソーラーパネル110W」(市場想定価格3万8000円(税込))を「6枚」接続すれば、「最適な天候条件」において約4時間でフル充電可能とのことです。
ハイエンドPCとディスプレイ2台、どのくらい動かせる?
さて、これだけのギガンティックなポータブル電源で、スマホやノートPCをチマチマ充電していてもその真価はよくわかりません。
というわけで今回は、12コア24スレッドプロセッサー「Ryzen 9 3900X」と、レイトレーシング対応グラフィックスカード「NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti」を搭載したデスクトップPC(電源は750W)、43インチの液晶ディスプレイ、27インチの液晶ディスプレイの3つをACコンセントに接続した状態でどのくらい駆動するのか試してみました。