ドウシシャは、ORIONブランドの4Kテレビ2製品を12月中旬に発売する。価格はオープンで、店頭価格(税別)は55型「OL55XD100」が79,800円前後、50V型「OL50XD100」が69,800円前後。

  • ORION 4Kテレビ

    55V型「OL55XD100」(左)、50V型「OL50XD100」(右)

解像度3,840×2,160ドットの4K液晶パネルと、ドウシシャR&Dセンター(福井県越前市)で独自開発したメインボードを搭載した、「XDシリーズ」の4Kテレビ。11月に発表された製品で、40V型は同月から発売中。50V型と55V型の発売時期が12月中旬に決まった。

ドウシシャでは2019年から、テレビ開発手法の抜本的な見直しを実施し、XDシリーズの4Kチューナーメインボードを独自に開発。「日本人の繊細さと正確さを凝縮した『越前設計』製品」としている。メインボードの設計から開発、部品選定、製品の動作検証、製品評価までの開発工程を独自で行い、この取り組みにドウシシャのグループ会社であるオリオンも参加して「30年以上にわたり培ってきたテレビ開発のノウハウを活用できた」という。

  • ORION 4Kテレビ

    自社開発のメインボード

55V型「OL55XD100」と50V型「OL50XD100」は、新しい映像エンジン「4K 美・彩・細エンジン」と直下型バックライトを組み合わせ、鮮やかな色や高精細を実現。光ムラの少ない映像表現を可能にしたという。

「4K 美・彩・細エンジン」には、HDRコンテンツのコントラストを改善する「コントラストリマスター」、色補正の「ビビットクロマアジャスター」、独自の画像解析技術で精細感を高める「4Kハイディテールコンバーター」を搭載している。

  • ORION 4Kテレビ

    新映像エンジン「4K 美・彩・細エンジン」を採用

BS4K・110度CS4Kチューナーを2基搭載し、4K放送を見ながら別チャンネルの4K番組をUSB HDD(別売)に裏録画できる。地上 / BS / 110度CSデジタルチューナーも2基搭載する。

HDMI入力は4系統で、全ての端子で4K映像入力に対応する。HDR10とHLG方式のHDR映像もサポート。AV入力端子、ヘッドホン端子、光デジタル音声出力、Ethernet端子も装備。スピーカー出力は10W×2ch。

消費電力は、55V型が140W(待機時0.5W)、50V型が117W(同)。スタンドを含む本体サイズと重さは、55型が123.1×21.3×76.9cm(幅×奥行き×高さ)で13.3kg。50型が111.7×21.3×70.1cm(同)で10.3kg。