女優の仲間由紀恵が、テレビ東京系ドラマスペシャル『ハラスメントゲーム 秋津vsカトクの女』(2020年1月10日21:00~22:48)に出演することが11日、明らかになった。

  • 左から唐沢寿明、仲間由紀恵

    左から唐沢寿明、仲間由紀恵

同作はスーパー業界大手老舗会社「マルオーホールディングス」の“コンプライアンス室”の室長・秋津渉(唐沢寿明)が「パワハラ」「セクハラ」「マタハラ」などの事件に真っ向から挑み、持ち込まれる難問・奇問を独自の手法と視点で解決していく。2018年10月クールに連続ドラマとして放送された。

仲間が演じるのは、過重労働撲滅特別対策班(通称・カトク)の鮫島冴子。食らいついたら標的を離さないことから、名前の通り「人食いザメ」と恐れられる百戦錬磨のカトクを演じる。同局のドラマでは2009年1月の時代劇『寧々~おんな太閤記』主演・寧々役以来、11年ぶり。唐沢寿明と仲間由紀恵は初共演となる。

さらに物語の舞台となる「マルオースーパーみなとみらい店」副店長・中村一役に萩原聖人、「みなとみらい店」店長・梶川雅男役に塚本高史、「みなとみらい店」店員・加納初美役に唐田えりかの出演が決定。マルオースーパーを舞台に、「無縁社会」と呼ばれるコミュニケーション断絶の時代に巣食う問題点を鋭く描く。

仲間由紀恵 コメント

昨年話題になったドラマのスペシャルに参加できるという事で大変光栄に思っています。今まで演じてきた役以上にハードルの高い役柄でしたので、実は苦戦しながら必死に食らいついて、極限の厳しさを秘めた冴子の姿に少しでも近づけるように集中して撮影に臨みました。今回唐沢さんとは初共演でしたが、役に誠実に取り組まれている姿やこの作品にかける愛情のようなものをそばで見て感じることができて、すごく有り難かったです。さすが昨年から作り込まれているだけあって、秋津(唐沢の役柄)そのものという感じがしました。現場も、すごく丁寧に撮られる西浦監督が、きちんとお芝居を見てくださるので、役者にとってすごくいい環境だったなと思います。今回なんと、「秋津 VS カトクの女」というサブタイトルがつく大役をいただき、これは何としても秋津から見て強敵にならなければと一生懸命頑張りましたので、楽しんで見ていただけたらと思います。

萩原聖人 コメント

世の中には色々なハラスメントが溢れていて、きっと表に出るもの出ないものがあると思いますが、誰かが勇気を持つことで、わかることがあるのではないかと考えさせられる作品です。自分は気づいていないけど、果たして無意識にハラスメントをやっていないか気づかされます。生活環境、働く環境が人それぞれ違う中で、人間関係の問題は必ずあると思います。このドラマを見てもらうことで考えさせられる点があるのではないでしょうか。自分には関係ないと思っていることの中に、関係あるかも!と思う気持ちが増えていると色々世の中が変わる気がすると思います。そう思ってみていただければ嬉しいです!

塚本高史 コメント

今回、スーパーの店長・梶川を演じますが、今までに演じた事のないキャラクターでしたので、そういう面でもすごくやりがいがあるなと思い、楽しみに現場に入りました。今回唐沢さんとのシーンも多かったので、ガッツリお芝居ができて楽しかったですね。西浦監督は演技などについても明確に言ってくださるので、すごく気持ちよくやらせていただきました。 スーパーの表と裏の顔をうまく出せればなと思いながら演じましたので、僕がどんなキャラクターなのかも注目して、楽しみにみていただけると嬉しいです!

唐田えりか コメント

キャストの皆さんが豪華なので、その中で埋もれないように先輩方からたくさん吸収できるよう心がけました。また、前作のファンの方々を裏切らないようにと思い、頑張りました。今回演じた初美は、私自身と似ている環境でしたので、その気持ちがすごく通じるものがありました。初美は母しか心のよりどころがないけれど、だからこそ悩みなどが言えず、甘えられないという色々な思いがあります。集中して演じようと思っていたら撮影期間中、役に入りすぎて、すごく寂しかったです(笑)。
このドラマを通して、意外と気づかない無意識なハラスメントで周りの人を攻めてしまっている人が、それに気づくきっかけになるといいなと思います。職場で悩んでいる方、皆さんに見ていただき救いになると嬉しいです。

(C)テレビ東京