ミクシィは、「プレゼントとコミュニケーション」に関する調査結果を明らかにした。同調査は10月、全国の20歳~49歳の未婚の男女で1年以内に恋人もしくは好きな人へプレゼントをあげた経験がある600人を対象に、インターネットで実施したもの。
最近、恋人や好きな人にあげたプレゼントの金額はいくらか尋ねたところ、渡したプレゼントの平均額は2万6,242円だった。男女別に見ると、男性の平均は3万6,275円、女性の平均は1万6,208円と、2万67円の差が見られた。
年代ごとの平均を見ると、男性は年代が上がるとともに平均金額も大きいが、女性の平均金額では年代ごとの大きな差は見られなかった。
続いて、困ったプレゼントをくれた異性との関係性について尋ねた。「その後、その異性に対してどのような対応を取りましたか?」という設問に対し、全体の50.1%が「関係性は変わらない」と回答した。
性別ごとにみると、男性は「関係性は変わらない」(53.4%)、「付き合った」(27.3%)の回答が多い。一方、女性は「関係性は変わらない」(47.2%)が最も高いものの、「距離を置いた」(24.6%)、「別れた」(12.1%)の割合は男性よりも高かった。年代別にみると、女性は年代があがるにつれて「距離を置いた」「別れた」と答える割合が高くなっている。
これまでもらって困ったプレゼントを自由回答で答えてもらったところ、男性は「互いの名前が入ったアクセサリー(30代)」「自分が使わないもの(30代)」「全く使い道がない高価なもの(30代)」など、名前入りや実用性がないもの、高すぎるものが多く挙げられた。
女性は「欲しいと言ったもの(ピアス)だったが、使いにくい形状のものだった(20代)」「好きな雑貨ブランドの洋服(服で着るにはちょっと…)(40代)」「少し高価な腕時計だったので、受け取ってもいいのか迷った。(20代)」など、女性の欲しいものと微妙にズレているものや、高価すぎるものは困るという声が挙がった。
今後、困るようなプレゼントを恋人や好きな人からもらった際、どのような対応を取るか尋ねたところ、「どうにかして使う」(40.7%)が最も高く、「未使用のまま保存・保管する」(32.8%)が続いた。
性別ごとにみると、男性は「どうにかして使う」(50.0%)、「未使用のまま保存・保管する」(31.3%)が多いが、女性は「未使用のまま保存・保管する」(34.3%)が最も多かった。また、「どうしかして使う」に並んで、「フリマアプリで出品する」(31.3%)という回答も目立ち、不要なものは遠慮なくフリマアプリで出品する女性が多いことがわかった。
もらったプレゼントに対して、どのような点を気にするか聞くと、「自分の好みをわかっているか」(61.7%)、「プレゼントを選んだ経緯・気持ち」(57.0%)、「センスのよさ」(47.8%)が多かった。年代別で見ると、40代では「自分の好みをわかっているか」が7割弱を占めている。
プレゼントを渡すときに大事にしている・大事にしたいことを尋ねた。最も多いのは「言葉」で、「タイミング」「渡し方」が続いている。
プレゼントをもらう際、相手に大事にしてもらいたいことも、「言葉」「タイミング」「渡し方」という順になった。年代別に見ると、20代女性の回答は、全項目において当てはまるものが全体の平均を上回る結果となった。特に「メッセージカード」と「サプライズ感」は、全体の平均を10ポイント以上上回っている。