富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、同社製PC「FMV」シリーズの体験イベント「FMV実体験LABO」を東京・秋葉原駅構内のイベントスペースで開催。12月7日、8日の2日間にわたり、PC新製品のタッチ&トライや、抽選会を実施します。

  • 東京・秋葉原駅構内のイベントスペースで開催している「FMV実体験LABO」

「FMV実体験LABO」は、名古屋、東京、大阪の3会場で実施するユーザー向けのタッチ&トライイベント。名古屋会場(ナナちゃんストリート)は2019年11月30日 / 12月1日で終了しましたが、東京・秋葉原駅(電気街口改札内)では12月7日 / 8日、大阪・なんばCITY本館(地下1階ガレリアコート)では12月14日 / 15日に実施されます。いずれのイベントも内容は同じで、営業日は各日11時~19時です。

今回、秋葉原で行われた「FMV実体験LABO」を見てきました。展示は、「打ちやすさ」「堅牢性」「音響」「軽量」「ディスプレイ」というFMVシリーズ新製品の5つの特徴を、5エリアに分け、実際にそれぞれ体験できる内容になっています。

「打ちやすさ」を紹介するスペースでは、巨大なキーが目を引きます。FMVシリーズに採用されている、指の配置によって重さが異なる3段階押下圧キーボードを再現したもので、軽いキー、少し重いキー、1番重いキーという各キーの重さの違いを体験できました。

  • ノートPCと同じくらい大きいキーがお出迎え。キーボード好き(筆者)にはたまりません

  • 1つのキーボード内で、キー位置によって軽いキー、2番目に重いキー、1番重いキーの3種類にわかれている。実際押すと、軽いキーはスムーズに押せたものの、1番重いキーはさすがに固く力を込めて押すことに

  • FMVシリーズのA4ノートPCでは、親指で打つキーは1番重いキー、人差し指、中指で打つキーは2番目に重いキー、小指や薬指で打つキーは軽いキー、という3段階の設定になっている

  • 同社ノートPCで使われている「球面シリンドリカルキートップ」も巨大キーで再現。キートップに僅かな凹みを設け、指へのフィット感を高めるものだ。キーの両端にかかるよう、直線のパンフレットを置いてみると、中央が凹んでいることがわかる

  • 巨大キーでキーボードの特徴を理解したあとは、実機で試せるようになっていた

「堅牢性」のスペースでは“日常的に起こる衝撃”を再現。赤い自転車の前カゴに13.3型ノートPC「LIFEBOOK UH75/D2」のレッドモデルを入れ、床下の装置で自転車走行時の振動を発生させていました。FMVシリーズの製造時には「1点加圧試験」や「落下試験」など5つの耐久試験があり、その中には自転車のかごの揺れを想定したPC本体振動試験もあるといいます。

  • 赤い自転車のカゴの中に13.3型キーボードを入れ、10分間振動を与え続ける展示。前輪の下に振動発生装置が仕込まれている

  • 前カゴの中にはビニールでくるまれた「LIFEBOOK UH75/D2」のレッドモデルが。振動で落ちないよう網カバーがかけられている

「音響」が体験できるスペースでは、液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH」27型モデルに内蔵するパイオニア共同開発の高音質スピーカーを、個室のように周囲を囲まれたスペースで体験可能。「ESPRIMO FH」(FH-X、FH90/D2)搭載スピーカーは、前面から約9度後方に傾けることで、出す音を耳に届けつつ設置面からの音の反射を軽減し、最適な音の届き方を実現したとのこと。

  • 個室のようなスペースをイベント内に再現。赤いボックスの中は椅子になっており、真正面から座って音を聴けるようになっている

  • スピーカーは画面下に内蔵。構成は左右に4W+4W、中央に低音を増強させるパッシブラジエーター方式サブウーファー

  • 4Wスピーカーは9度後方に傾いた形になっている

「軽量」の体験スペースでは、13.3型ノートPCとして世界最軽量をうたう、約698gの「LIFEBOOK UH-X/D2」を実際に持つことができます。同機を磁力で宙に浮かせた展示もありました。また、「ディスプレイ」のスペースでは、12月12日に発売する4K 有機ELディスプレイ「LIFEBOOK AH-X/D3」(10月15日発表)を展示し、有機ELの見え方と、液晶ディスプレイの見え方の違いが体験できる内容になっていました。

  • 磁力で宙に浮かせた約696gの「LIFEBOOK UH-X/D2」

  • 実際に手に持つこともできる。後ろのパネルでは基板やキーボード、ファン、液晶など各パーツの軽量化施策が紹介されていた

  • ディスプレイの体験スペースでは、4K 有機ELディスプレイを搭載したFMVノートPC最上位「AH-X/D3」を展示。液晶ディスプレイと比べて見た目や発色の良さがアピールされていた。3脚に付けられているカメラの映像が2つのPCで再生されており、カメラの前に手をかざすなどすると、見え方の違いをリアルタイムで体験できる

  • このほか、デザイン面でのこだわりも紹介された

これら5つのスペースを回って、スタンプラリーの台紙にスタンプを集め、台紙裏面のアンケートに回答すると、抽選に参加できます。当選すると、同社の手書き電子ペーパー「QUADERNO (クアデルノ)」 や 完全ワイヤレスイヤホン「SoundPEATS TrueFree+」などの景品が当たります。FMVシリーズに興味がある人はもちろん、12月7日・8日に秋葉原に立ち寄る予定がある方は、覗いてみるといいかもしれません。

  • 「FMV実体験LABO」ではスタンプラリーを実施

  • スタンプラリーにsン化すると、同社の手書き電子ペーパー「QUADERNO」などの商品が当たる

  • 抽選会の商品一覧。「FMV実体験LABO」のスタッフさんは、「LABO」(研究所)の名の通り白衣を着用していた