JAGフィールドは12月5日。「プレシニア(40代後半~50代)の老後」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年11月21~22日、調査対象は40代後半~50代の有職者で、有効回答は1,105人。
8割弱が「老後の生活に不安」
定年後も働き続けたいか聞くと、63.9%が「はい」と回答。理由としては、「老後の生活に不安を感じているから」が76.1%と圧倒的に多く、次いで「働くことが好きだから」が9.5%、「何をしていいかわからないから」が6.9%、「定年の概念が無いから」が5.5%となった。
一方、「いいえ」(36.1%)と答えた人にその理由を尋ねると、「趣味に力を入れたい」が42.4%で最多。以下、「仕事しかしてこなかったからゆっくりしたい」が37.3%、「家族サービスをしたい」が10.0%、「預貯金に余裕があるから働く必要が無い」が4.3%と続いた。
現在の預貯金で老後資金をまかなえますかとの問いには、9割近い87.0%が「いいえ」と回答し、多くの人が老後の収入に不安を抱えていることがわかった。
定年後に得たい最低月収は、「10万円以上20万円未満」が45.8%、「20万円以上30万円未満」が37.1%と、「10万円以上30万円未満」が計8割以上。以下、「30万円以上40万円未満」が11.2%、「50万円以上 」が4.3%、「40万円以上50万円未満」が1.6%と、現実的な金額を希望する人が多数を占めた。
定年後に働くことについての不安を質問すると、「体力や健康面が不安」が最も多く53.9%。次いで「手に職や資格がない」が24.4%、「モチベーションの維持」が13.1.%、「最新の技術についていけるか不安」が7.3%と続いた。