女優の松本まりかが、5日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(毎週木曜21:00~)の第8話に出演する。
松本は、東帝大学医学部在学中に「ミス東帝大」にも選ばれ、ボストンハーバード医科大学では「失敗しないプリンセス」と称された優秀な外科医・中山麻里亜を演じる。
米倉涼子演じる大門未知子は麻里亜の実力に懐疑的であり、執刀しようとしていた手術を麻里亜に横取りされで憤慨。そんな中、次期総理大臣候補と言われる政界のプリンスが入院するが、彼の治療方針をめぐって、未知子と麻里亜は対立する。
松本は「ここまで根強い人気を博し、作り上げてきた『ドクターX』の秩序を登場からかき乱すような役を私に託してくださったことに恐れおののいたと同時に、この役をやれることにとても興奮しましたし、演じ終えた後では、今後この仕事をする上で、ちょっとやそっとの事では動じなくなるぐらい、度胸と肝が座りました」と明かし、「ひとつ無の境地に行ったような気がしています」と笑顔。
そして「とんでもない役をいただいたな、と感じました(笑)。米倉涼子さんと真っ向から張り合い、医局の先生方を骨抜きにしていくなんて、とんでもなくて…。これまで『ドクターX』のほとんどのシリーズを見てきましたが、こんな“イケナイイタズラなキャラクター”見たことないし、むしろ、居てはいけないですよね(笑)」と語るが、「ただ本音を言うと…ちょっと、いや、だいぶ面白かったです(笑)」と演じた感想を述べた。
米倉との共演について、「まず、大門先生に対して、『私、失敗しないので』なんて言えないですよね。たった一言なのに米倉さんの前ではそれが飛んでしまうほど、このセリフには焦りました」と振り返り、「監督には常に『大門未知子に負けないでくれ』『勝ってくれ』と言い続けられていたので、そこは心を強く持ちました!」と力強く語った。
また、「ラストシーンの麻里亜のセリフがまたとんでもないのですが、米倉さんが、『このシリーズ7年やってきたけど初めて、負けたーーーっ!!!』っておっしゃったことです」と明かし、「もちろん冗談でおっしゃったのですが、現場が笑いに包まれ、“秩序を乱すイケナイ子”を演じ続けた私にとって、救いの言葉でした」と感謝。
そして「『ドクターX』でこんな危険な遊びをさせてもらえたこと、とにかくこの役にキャスティングしていただけたことに、ただただ感謝しかありません。この〝タブーだらけのイケナイ女医”の登場を面白がっていただけたら幸いです」と呼びかけていた。