漫画家・ポロロッカさんが、Twitterで発表した短編漫画「黒ギャルが幼馴染を弄ってくる」に注目が集まっている。漫画サイト「COMIC メテオ」に掲載された読み切り作品を同SNS用に公開したこの作品、タイトルの通り、黒ギャルの女子高生が真面目一辺倒かのような幼馴染にアプローチをしかけるが…。絶妙な2人の距離感、少し意外な展開に様々な声が寄せられている。
黒ギャルが幼馴染を弄ってくる pic.twitter.com/avyina618f
— ポロロッカ@メテオで読切&C97二日目(日)西れ61a (@po_ro_ro_ka) November 21, 2019
ある日の放課後、正直男(ただし・ただお/タダピー)くんは、留年寸前まで成績が下がってしまった黒木屋流羽(くろきや・るう)さんに勉強を教える。が、開始早々「飽きた」とやる気を失っている黒木屋さん。「これ以上バカになる気ですか?」と正くんに呆れられながらも、かつては自分の方が成績が良かった、そんな自分が彼に勉強を教わる羽目になったのを「クソウケる」と言ってのける。2人は小学生からの間柄。中学は別だったが、高校で再会した。正くんは、そんな黒木屋さんの方が「黒ギャル化してバカになってることにクソウケてますよ」と真顔で返すが、彼女の側も「正直にディスかオイ」と上手く噛み合わない。
そこで一計を案じた黒木屋さんは、色仕掛けに出る。胸元を大きく開き、「勉強よりも~もっと別なこと教えてほしいし」とハートマークも全開。内心では「男は皆こうすりゃすぐキョドって大人しくなるっしょ?」「思い出させてあげるし、タダピーとアタシのホントの力関係を!」と自信に溢れている。「そぉらキョドれ~」と誘惑する黒木屋さんだが、そこで空気が逆転。正くんは「良いですよ。どうしても知りたいのなら…教えてあげます」と立ち上がる。お互い立ったまま向き合った2人。正くんは「正直…俺はずっと…黒木屋さんに教えたかったんです…」と真顔で何かを打ち明けようとする。
しかし、そこで黒木屋さんの方が空気に耐えられず、押し負けてしまう。「冗談だって! わかれ! 何馬鹿正直に受け入れてんの!? クソウケるんですけど!!」とあたふた。少し落ち着くも、黒木屋さん、その心の内は「何コレ~!? 小学の時も可愛くて大好きだったけど…こんなんもっとしゅきになる~!! あ~タダピーしゅきしゅき大しゅきぃ」とメロメロだ。ただし、彼女の思惑はその逆。自分がドキドキするのではなく、彼をドキドキさせることこそが重要だ。
「アタシが手玉に取る流れっしょ!?」「もちろんタダピーのことしゅきだけどぉ…それはアタシが上って前提だし!」と黒木屋さんには、算段もある。だから、「アタシからタダピーに告るとかありえねー」「何とかしてタダピーを手玉に取って…告らせたい!!」。そんな一方、正くんは「俺の『ずっと好きでした』というんだという気持ちを正直に教えられなかった…」と内省する。黒木屋さんにこの「正直男め」となじられ、彼は「ただしただおです」と修正しつつも、その内では「俺は…正直男(しょうじきおとこ)になりたい」とモヤモヤとしてしまう…。
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リプライには、「あ゙~早くくっつきませんかねー!」「黒がビビりでさえなければ…」「はよくっつけ。そして、幸せになってください」「完落ち硬派君と完落ちギャルちゃん。熾烈なせめぎ愛」とそのじれったさにヤキモキするコメントが多数。「思った以上に純愛」という声や、「付き合ったら見た目清楚に戻りそう」「黒ギャルがキョドるのがめっちゃ好き」「純情黒ギャルと真面目系男子って1番大好き」と黒木屋さんたちの関係に称賛の声も集まった。
なお、この短編は、フレックスコミックスによる漫画サイト「COMIC メテオ」に掲載された読み切り作品「手玉に取りたい黒木屋さん」をTwitter版として公開された作品。本編となるロング版は同サイトにて掲載中で、読了後に投稿できるアンケートの結果によっては、今後連載作になる可能性もあるという。そちらの方を見た読者からは「正直男が、黒木屋ちゃんがカラかいで胸にしまったペンケースを躊躇なく取った所で連載で読みたいなと思いました」「この話がもっと続いてホスィ…」「黒ギャルちゃんの手玉にするはずが逆にあたふたする可愛いとこをもっと見たい」などのコメントが寄せられている。