キヤノンは12月4日、フルサイズミラーレス「EOS R」シリーズ用の大口径中望遠レンズ「RF85mm F1.2 L USM DS」の発売日を12月19日に決定したと発表しました。価格はオープンで、実売価格は税込み41万円前後(ポイント10%還元)。

  • ボケの輪郭の表現を柔らかくしたRFマウントの大口径中望遠レンズ「RF85mm F1.2 L USM DS」、年末も押し迫った12月19日に販売が始まることになった

ポートレート撮影に向いた開放F1.2の大口径望遠レンズ。6月に販売を開始した「RF85mm F1.2 L USM」(実売価格は税込み32万円前後+ポイント10%還元)の派生モデルで、特殊な蒸着技術「DS(Defocus Smoothing)コーティング」をレンズの2面に採用したのが違い。DSコーティングは、レンズの中心部から周辺に向け、徐々に透過率を下げながら光を遮る効果を持っており、ボケの輪郭の表現が柔らかくなる。光学設計に違いはない。

  • DSコーティングが施されているのが通常タイプのレンズとの違い

RF85mm F1.2 L USM DSの発売日が12月19日に決まったことを受け、2019年2月に実施したフルサイズミラーレス「EOS RP」の発表会にて開発発表し、すべて「2019年内に発売」と告知していたRFマウントの交換レンズ6本すべてが予告通り年内に発売されることになった。

  • キヤノンが2019年内の発売を予告したRFマウントの交換レンズ(下段)。宣言通り、すべて2019年内に販売が始まることが確定した