グローバルベイスとユナイテッドアローズは12月2日より、マンションのオーダーメイドリノベーションプラン「RE:Apartment UNITED ARROWS LTD.『CASE 008/PLAN A』」の提供を開始した。同プランのモデルルームを見学したので紹介したい。
ユナイテッドアローズが部屋全体をコーディネート
グローバルベイスは、東京・神奈川を中心に不動産の売買・仲介を行う企業だ。そして、同社がユナイテッドアローズの店舗設計のノウハウを生かして、中古マンションをリノベーションして提供しているのが「RE:Apartment UNITED ARROWS LTD.」で、取り組みは2017年12月からスタートしている。
8回目となる今回は、COMFORT&MODERNをコンセプトに部屋をリノベーション。20代後半から30代前半の単身者やDINKSの購入を想定し、オリジナルの大型木製框引き戸や、リビングボード一体型のキッチン、床材・壁材の選定、家具、じゅうたんまでユナイテッドアローズがプロデュースしている。
なお、部屋全体のコーディネートを行うのは今回が初めてだという。
空間の広がりと開放感を大事にする
また、細かい部分でいうと、扉の取っ手を白い部材を使ったり、床と壁がぶつかる部分の巾木(はばき)を無くしたりしている。これは、見た目の印象を変え、空間の広がりや一体感を演出する効果がある。
モノを見せる照明設計
今回の提案である「PLAN A」は"モノを見せること"を重視し、リビングの収納棚は照明を細かく調整可能。その結果、お気に入りの雑貨やキッチン用品をきれいに見せることができる。これは洋服の収納も同じで、オープンクローゼットはアイアンバーと木調の飾り棚を組み合わせるなど、見せる収納を実現している。
同社の広報企画室 室長 瀧本裕子氏によると、「内装や建材以外にも、リノベーション時にスケルトン施工を行うことで、電気配線や水回りの配管を新しく交換して、居住後のメンテナンスを極力抑えるなど、拘っています」と話す。
個人で中古マンションを購入してリノベーションを行う場合、物件探しから、購入手続き、施工業者の選定など多くの手間が必要となる。しかし、同社に依頼すれば、ワンストップで資金計画や物件選び、プランニング、施工などすべて対応。もちろん、部屋の内装デザインや家具製作などは、ユナイテッドアローズがプロデュースした形になるという。
住み替えに際し、ライフスタイルに拘りがあるが、あまり時間の余裕が無かったり、極力効率を優先したかったりするなら、こうした提案サービスを利用するのも良いだろう。