ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は12月3日、プレイステーションが「史上最も売れた家庭用ビデオゲームコンソールブランド」としてギネス世界記録に認定されたことを明らかにした。

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    (左から)初代PlayStation、PlayStation 2、PlayStation 3、PlayStation 4

2019年に誕生25周年を迎えた初代PlayStationは、1994年12月3日にソニー・コンピュータエンタテインメント(現SIE)が発売。その後、DVD再生機能によってDVDの普及に貢献したPlayStation 2(2000年発売)、Blu-ray再生機能を搭載したPlayStation 3(2006年発売)、現行のPlayStation 4(2013年発売)と代を重ね、11月7日時点での累計販売台数は世界一とギネスワールドレコーズが公式に認定した。認定された累計販売台数は4億5,019万台(VG Chartzによる推定値)。

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    プレイステーションは「史上最も売れた家庭用ビデオゲームコンソールブランド」として、ギネス世界記録に認定された

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    初代PlayStation「SCPH-1000」の動作品は筆者(庄司)の自宅で現在も生きながらえている。右はPlayStation用RPGの不朽の名作「ファイナルファンタジーVII」と、“裏FF7”と名高い「ゼノギアス」

これに先立ち、SIE社長兼CEOのジム・ライアン氏のメッセージがPlayStation公式サイト内「PlayStation.Blog」において公開された。

「プレイステーション発売25周年に寄せて」と題した記事の中で、ジム・ライアン氏は初代PlayStationについて、「ソニー・コンピュータエンタテインメント(現SIE)の社長を務めた久夛良木健氏が、当時のチームとともに『デベロッパーの皆さんがそれぞれのクリエイティビティを表現できるようなプラットフォームを創造することで、誰もが楽しめるエンタテイメントとしてゲームの価値を高めていく』というビジョンのもと、ソニーの新規事業の一つとしてスタートした」と振り返った。

初代PlayStationは、発売初日に日本国内での販売台数が約10万台を記録。その後、家庭用ゲーム機として史上初となる全世界販売台数1億台を突破するなど、歴史的な快挙を遂げた。今年10月には次世代機「PlayStation 5」(PS5)が2020年の年末商戦期に発売されることが発表された

ジム・ライアン氏は記事の最後で、「皆さんがこの25年間の旅路を、私たちと一緒に歩んでくださったことに感謝するとともに、プレイステーションがこれからも引き続き進化していく姿に、ぜひご期待ください」とコメントしている。