俳優の古谷一行が、フジテレビ系スペシャルドラマ『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』(12月21日21:15~23:25)に出演。加藤シゲアキ演じる金田一耕助のバディ・磯川警部を演じる。

  • 加藤シゲアキ(左)と古谷一行=フジテレビ提供

磯川警部は、未解決事件の捜査を金田一に依頼する人物。金田一とは“獄門島殺人事件”など過去にも一緒に事件を解決したことがあり、確かな信頼関係と深い友情で結ばれている。

これまで、金田一耕助シリーズの連続ドラマ(1977~78年)やスペシャルドラマ(83~05年)で長きにわたり金田一耕助を演じてきた古谷が、本シリーズで金田一以外のキャラクターを演じるのは初めて。これで、金田一ドラマへの出演は48作品目となり、『悪魔の手毬唄』には77年(昭和52年)版、90年(平成2年)版に続き、今作(令和元年)で3度目、3つの時代にわたって出演することになる。

古谷は「金田一耕助ではないキャラクターを演じることに最初は戸惑いましたが、年を重ね、今の自分が金田一のバディである磯川警部を演じたらどうなるのか次第に興味が沸いてきました。ぜひやってみようかなと思いお受けしました」とのこと。加藤については「さらっと風のように現れ、風のように去っていく、その爽やかさがとてもいいですね。内容がドロドロしているから、金田一の爽やかさが物語においてとても大事なんです。そして加藤くんの若さが躍動感やダイナミックさを生んでいると思います。思い返せば、僕が最初に金田一を演じたのが33歳の時だったので、今の加藤くん(32歳)とほぼ同じ年だったんですね」と話した。

その加藤は「古谷さん演じる磯川警部は、“この人のためなら頑張れる”と思わせてくれる信頼に厚い人物です。そして、ラストシーンの磯川警部の背中がとても哀愁を帯びていてグッとくるものがあります。金田一と磯川警部がアイコンタクトを送りあうシーンは友情や信頼感が通い合っていて、そんな2人のバディ感にも注目していただければうれしいです」とコメント。

金城綾香プロデューサーは「自分が幼少のころから見てきた金田一耕助は、古谷一行さんでした。断られる覚悟でオファーをさせていただきましたが、この度ご一緒できて、本当に光栄です。新旧金田一そろい踏みの今作が、誰も見たことのない化学反応を見せてくださいます」と予告している。

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