海外で買い物をするとき、単位が現地通貨ではピンときませんよね。現地での生活が長い人はともかく、出張や観光など短期滞在であれば使い慣れている日本円に換算しないことには、その商品が高いのか安いのか肌感覚ではわかりません。
そんなときには単位変換アプリが便利ですが、日本を発つ前にダウンロードするのを忘れていると困ったことになりかねません。App Storeにアクセスしようとしても、現地のSIMカードを入手する前だったり、自由に使えるWi-Fiアクセスポイントがなかったり、データ通信環境を整えるには時間がかかるものです。
単位変換アプリがない、データ通信できる環境もない、そんなときには「Spotlight」を使いましょう。ホーム画面の適当な位置を下方向へフリック、画面上部に現れたSpotlightバーに金額と通貨単位を入力すれば、ふだん使用している言語に応じた通貨に変換してくれます。米ドルであれば「1,000USD」または「1,000ドル」、中国人民元であれば「1,500RMB」または「1,500元」と入力すればOKです。
円以外の通貨を変換することも可能です。その場合は「1,500元からドル」のように、「から」を挟んで変換前と後の通貨を並べればOKです。通貨だけでなく、時間や距離(メートル/マイル)の変換にも利用できるので、「から」さえ覚えておけば応用が利きます。
ところで、このSpotlightによる単位変換はiOSの機能のみで処理されるため、データ通信環境は必要ありません。モバイル回線やWi-Fiに接続していないとき、機内モードを適用しているときでも利用できますから、フライト中にお金の計算をするときにも役立ちますよ。