劇団EXILEの町田啓太が1日、都内で行われた1st写真集『BASIC』(光文社)の発売会見に登場した。
ゴールデン街で飲み歩く姿など大人の表情を映した第1部、地元・群馬で学生時代の思い出の地を巡る第2部にわたって、「29歳 俳優・町田啓太」の素顔を切り取った同写真集。大阪と名古屋で11月24日、東京で本日行われたお渡し会には、合計で約4,000人のファンが集まった。
お渡し会終了後に行われた会見に「貴重な時間を頂戴して本当にありがたく思っています」と登場したものの、音声トラブルにより登場をやり直すことに。「みなさま、すみません。貴重なお時間をいただきます」と苦笑しながら、「2回目です! こんな会見は初めてです!」と再度登場するハプニングとなった。
29歳で初の写真集発売となった町田は「20代前半や10代の若さを切り取って残すのが写真集というものかなと勝手に思っていた部分もあるんですけど、僕の年齢で出させていただけるというので、僕らしくできればと話し合いをして。本当に天才的な方々が集まってくださったので、ふだんの僕の120倍増しくらいの写真集ができたんじゃないかなと嬉しい思いでいっぱいです」と喜ぶ。
出来上がりについては「自分を写真としていっぱい載せてもらって見るという機会が今までなかったので、不思議な気持ちでした」「こういう顔をしてるんだなとか、すっとぼけた顔してるなとか、改めて、自分についても気付いた」と感想を述べる町田。レポーターから「彫刻のよう」と称されると、照れながらも「親に感謝です」と笑顔を見せる。
またお渡し会については「率直にすごく嬉しかったです。普段俳優業をやらせていただいて、面と向かって会える機会が少ないので、本当にありがたいなと思いました。東京、大阪、名古屋と約4,000人が足を運んでくださって、感想や僕の過去作品の話をしてくださった方もたくさんいましたし、これからの活力を本当にいただいたなと思っています」とファンに感謝した。
お気に入りの写真を聞かれると、表紙カバーをとった下のタンクトップのショットと、「子供の頃からずっと行っていた駄菓子屋さん」で撮ったというショットをチョイス。「袋いっぱいにお菓子をくれて、子供の頃の夢がかなったし、そのあと段ボールでもお菓子をくれた。これ以上駄菓子をいただけることなんて、生涯ないんじゃないかなと思いましたし、優しさとあたたかさに触れた」と喜んでいた。
地元・群馬への愛も込めた写真集となったが、「今後群馬をアピールする活動は?」という質問に対しては、中山ヒデさん(中山秀征)や井森(美幸)さんがいるので……」と謙遜。最後に2019年を振り返り「写真集もそうですし、初めてのことにチャレンジさせてもらった。来年30歳にもなるので、20歳から芸能生活をさせてもらって、いい振り返りをさせていただいた1年、『もっとこれから頑張っていかないと』と火もついた1年でもあります」と語る。「漢字1文字で」というリクエストには「1文字で!? ええ!?」と固まり、「考えると固まる癖がある」と苦笑しつつ、「"動"という字ですかね。感情もそうですし、仕事もそうですし、動いた1年だったと思います」とまとめた。