エアトリは11月29日、「手数料」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2019年11月21~24日、調査対象は20~70代の個人で、有効回答は1,079人。
口座維持手数料、4人に3人が「納得できない」
導入が検討されている銀行の「口座維持手数料」について、どう思うか聞くと、約4人に3人にあたる73.8%が「納得できない」と回答。一方、「納得できる」は8.0%にとどまった。
「口座維持手数料」を徴収されるようになった場合、今保有している口座はどうするか尋ねると、「解約する」が23.5%、「金額や条件によっては解約する」が67.8%と、9割以上が解約の可能性を示した。回答者からは、「維持のためのコストがかかるのは理解できるが、維持費を払ってまで維持しないといけない口座は限られる」(40代・男性)などの意見が寄せられた。
多数ある「手数料」の中で納得ができないものが「ある」と答えた人は88.3%。具体的には、「ATMにおける手数料」が73.9%と最も多く、次いで「携帯・スマホの契約事務手数料」が58.7%、「銀行窓口における手数料」が55.9%と続いた。ATMについては、「手数料とは人の手がかかるものに対して付加されるもの」という認識の人が多く、「ATMは客が機械操作をして人件費削減に協力している行為です、無料で当然」(60代・男性)との声が多かった。
反対に「これは手数料を取ってもよいのではないか?」と思うサービスは、1位「荷物の再配達」(27票)、2位「救急車の出動」(17票)、3位「飲食店・ホテルなどの予約/キャンセル」(11票)、4位「コンビニ・飲食店などの深夜営業」(8票)、5位「相談」(6票)となった。