Amazon Prime Videoで配信中の恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン2のバチェラー・小柳津林太郎氏が28日、自身のブログを通じ、週刊誌『週刊文春』で報じられた“やらせ疑惑”について「結論からいうと、やらせはないです!」と否定した。
『バチェラー・ジャパン』は、1人の成功した独身男性(バチェラー)が、20名の女性の中から運命の恋人を選ぶ「台本なし・やらせなし」の恋愛リアリティ番組。今年9月からはシーズン3が配信された。
小柳津氏は、文春オンラインの記事リンクを貼り、「僕自身は、キャストとして、バチェラー・ジャパンシーズン2にて、恋愛する側の当事者としてやってきましたが、もともと大学時代演劇あがりの人間として、ものづくりの観点でも作品がどうなるかを見届けてきた次第です」と告白。「世の『恋リア』(恋愛リアリティショー)というカテゴリでいうと、『テラスハウス』『あいのり』が先行して、人気をはくしてきたわけですが、常に、争点となっているのが、『やらせなの?』『台本はあるの?』という議題です」と背景に触れ、「今回はバチェラー・ジャパンがたまたま対象に、なったわけですが、僕なりの観点で」と私見をつづった。
「制作側は『ある程度』の見立てをたてています。いや、たてざるおえないのです。そもそもたてないと、制作現場は何も進まないわけです。でも、前提デートシーンのプランニングは、事前にキャストと話して、僕という人間の趣味趣向を理解してもらっている前提で、一緒に企画しているのです」
また、デートシーンを例に、「1ロケハンをする 2撮影許諾をとる 3スケジュールを抑える 4カメラテストをする」と撮影の流れを示し、「デートシーンの撮影は、1テイクです。言わば、一本勝負です。リテイクはないのです。カクテルパーティや、ローズセレモニーなんて、もっての他です」。
さらに、「良いものを作るためには、お金がかかる」とし、「バチェラーの場合、ハリウッドの映画方式にならっているので、最高の作品にしあげるために、かつ、製作陣も初期段階では、バチェラーが誰を最終的に選ぶか???なので、とにかくたくさんにとって、編集に入るのです。ようは、10とって、1しか使わない」と詳細に記し、「そりゃカットになったシーンは山ほどありますよ」と吐露する。
「ようは『編集』が一番大変なのです」と力説する小柳津氏。「出る側は、台本が無い分、僕の感覚からすると、ある種俳優より台本を覚える苦労は無い観点では楽だが、ある種ワンテイクだから舞台と同じで感じですかね。でも、僕が最後に言いたいことは一つ。きっと、俳優、女優の方が大変だと思っています。その理由は唯一!!!監督の演出に答えなければいけないから。僕にはそんな責務なかったからですから!!!」とリアリティ番組の難しさを伝え、「文春さんのアンサーになっているでしょうか???」と問い掛けている。