年末年始の風物詩となったマクドナルドのグラコロが、今年も発売される。日本マクドナルドは11月28日、たまごソースが濃厚になった「グラコロ」と、ビーフデミグラスソースを贅沢にからめた「ビーフデミ チーズグラコロ」を発表した。ともに12月4日から1月上旬まで期間限定で販売。都内で開催された発表会には、テレビCMでアフレコに挑戦した前田敦子さんらが招かれた。
進化を遂げたグラコロが登場
1993年から毎年この時期限定で販売されるグラコロは、今や冬の定番メニュー。外はサクサク、中はトロトロのグラタンコロッケが人気の秘訣である。そんなグラコロの今年の特徴は、卵黄の風味が豊かになったたまごソース、スパイス感が増したコロッケソース、そしてバターを増してリッチになった蒸しバンズとのこと。
また、ビーフの旨味たっぷりの濃厚なデミグラスソースとチェダーチーズを合わせた「ビーフデミ チーズグラコロ」も同時発売するという。こちらは、フォンドボーと赤ワインが隠し味となっており、そのボリュームから食べざかりの若い男性も満足できそうだ。
「あったかいって、ごほうびだ。」
発表会で、日本マクドナルド マーケティング本部の坂下真実さんは、販売戦略について「今年は『あったかいって、ごほうびだ。』というメッセージを掲げました。冬に、大切な人と一緒にグラコロを食べる。日常の、そんなひとときが実はご褒美になっている。このような世界観をベースに展開します」と話した。
また、同社メニューマネジメント部の若菜重昭さんは、たまごソースの卵黄の比率を高め、オリジナルのチェダーチーズとデミグラスソースをかけあわせるなど味へのこだわりを述べ「例年以上にリッチ感が増しました」とアピールする。
前田敦子が声優をつとめるアニメの新CMも
今年は新たな試みとして、グラコロ初のアニメのテレビCMも作成したという。登場するのは、冬にグラコロを食べるのが恒例になっている仲良し3人組の女性。高校時代にはラクロス部に所属して青春を謳歌していた彼女たちも、いまや社会人となり、各々の道を進んでいる。そんなストーリーが展開する。
メインキャラクター、倉本あかりの声を務めるのは女優の前田敦子さん。発表会でゲストとして登壇すると「『あったかいって、ごほうびだ。』って素敵なフレーズですよね。アフレコの収録現場も、同じように温かい雰囲気でした。女性の監督さんで、あっという間に収録が進んでいきました」と秘話を明かした。
報道陣の前でグラコロを試食した前田さんは「開発のこだわりが実感できました。たまごソースは、色合いからも濃厚なことが分かります。酸味もあり、またキャベツのシャキシャキ感も相まって美味しかったです」と満足げ。
ビーフデミ チーズグラコロは、口にすると「これは男の人が特に好きそうですね。1個だけでも、お腹がいい感じに満たされるほどの存在感があります。どちらも、買ったらすぐ、温かいうちにかぶりつきたい。バンズだけでも食べたくなるくらい」と笑顔に語っていた。
※価格は全て税込