JR東日本横浜支社は28日、町田駅の横浜線下りホーム(4番線)に試行設置していたスマートホームドアを一旦撤去し、新しいスマートホームドアへの取替えを進めるとともに、上りホーム(1番線)にも新設すると発表した。両ホームへの再設置と新設は2021年春頃を予定している。
同社は新たな技術を積極的に活用した安全設備の開発と整備に努めており、町田駅では2016年12月、横浜線下りホーム(4番線)にスマートホームドアを試行的に設置。一部機能の改良を加えつつ、データ収集を逐次行ってきた。
今後、これまでの知見をもとに機能向上を図った新しいスマートホームドアへ取り替えるとともに、上りホーム(1番線)にも新設し、さらなる安全性の向上を図る。詳しい設置日は決まり次第、駅のポスター等で告知する予定。4番線に現在設置しているスマートホームドアは、2020年1月に一旦撤去する予定となった。
新しいスマートホームドアでは、定位置停止装置(TASC)の機能を活用することで、開口部が2,800mmから2,000mmに。構造の見直しで確実な稼働と安定性が向上し、バーの収納部を小型化することにより、電車のドアとホームドアの収納部が一部重なっていた箇所と列車端部のセットバックが解消され、ホーム上の移動スペースも広がる。同社が導入予定の他のスマートホームドアと同じ規格となり、汎用性が高まり、メンテナンスや部品交換などがスムーズになるため、故障の際の復旧も早まるという。