プラネットは11月27日、「ストレスフリーに関する意識調査」の結果を発表した。調査は10月29日~31日、4,000人を対象にインターネットで行われた。
調査によると、現在就業中の人(非正規・自営業・自由業含む2,693名)のうち、職場で「ストレスを感じている」人は63.6%。特に、「公務員」や「会社員」は約7割と高い割合を示した。
ストレスの原因については、「仕事の進め方が非合理的、慣習的」(31.1%)が最も多く、次いで「仕事量が常に多い」(29.8%)、「業務に偏りがあり不公平」(26.3%)と続き、仕事の「量」や「内容」よりも、「進め方」が一番のストレスの原因であることがわかった。
年代別で見ると、「職場環境がよくない」は、男女ともに年代が低いほど高かったほか、「ネット環境がよくない」も20代だけ高かったことから、豊かな時代に生まれ育った世代にとって、空調やスペース、ネット環境など、快適な環境が当然であることが伺えた。
続いて、人間関係でストレスの原因となることが多いのは誰かを尋ねると、圧倒的に「上司」がトップに。その割合は若年層ほど高く、20代男性と20・30代女性では約6割に上った。さらに、男性では「先輩社員」が若年層ほど高く、反面、40代・50代では「部下」が高かった。上司や先輩社員に囲まれた20代若手と、部下が増える働き盛りの年代とで、対照的な傾向が見て取れた。
また、上司に次いで多かったのが「同性の同僚」。特に、女性は男性よりも10ポイント以上高く、20代では2割以下、30代・40代では3割超、50代・60代で約4割と、結婚・離婚や出産などで人生のステージが変わっていくのと共に、年代が上がるほど高くなる結果となった。
ストレス解消・発散法を聞いたところ、男性は、1位「趣味に没頭する」、2位「お酒を飲む」、3位「寝る」という順に対し、女性は、1位の「好きなものを食べる」が圧倒的に高く、2位は「家族・友人と話す」だった。
年代別で見ると、「好きなものを食べる」「趣味に没頭する」については若年層ほど高い傾向に。また、「買い物をする」「カラオケで歌う」も、特に女性の若年層で高かった。
一方、上の世代ほど高いのが、男性は「お酒を飲む」、女性は「一人の時間を過ごす」。しかしながら、若い世代ではお酒離れの傾向が見受けられ、「SNSにぶちまける」では、男女ともに20代だけ突出して高い結果となった。