学生時代から20kg以上も体重が増加している筆者。腰椎すべり症があり、整形外科からは体重減らし、運動して筋肉を増やせと言われ、血液検査をすれば内科からコレステロール値が高いから肉ばかり食うなと言われる。これではいかん! ゲーマーならゲームでダイエットだ。というわけで今回は本格エクササイズゲーム「BOXVR」に挑戦する。
イマドキ感のある本格エクササイズができるかも!?
「BOXVR」は、音楽とボクシングとVRが融合したエクササイズゲーム。プロのフィットネスインストラクターが作り上げたボクシング系のワークアウトによって、楽しくカロリーを“ノックアウト”できるというのが最大のウリだ。なお、プレイにはPlayStation Move モーションコントローラーが2台必要となる。PS4のコントローラーだけではプレイできない点は注意しておきたい。
ゲームは非常にシンプルだ。2分程度から60分まで多数用意されているワークアウトから好みのものを選ぶ。あとは飛んでくる弾をモーションコントローラでパンチするだけ。この分かりやすいルールに、普段は撮影係だけの嫁もやってみたいと興味津々。たまーに気になったゲームをプレイする嫁だが、「これが一番面白い」との感想。ゲーマーではない人にとっては、シンプルに楽しめ、しかもカロリーまで消費できるゲームには惹き付けられる様子。ちなみに筆者は7分のワークアウトで息を切らし、嫁には「なんでそんなにすぐ疲れるの?」と突っ込まれる始末である。
もう少しゲームの内容について解説しておこう。デフォルトの状態だと、左手が青グローブ、右手が紫のグローブになる。青い弾が飛んでくれば左手で、紫の弾が飛んでくれば右手でジャブやストレートでパンチする。また、下方向に円が描かれている弾はアッパー、横方向に円が描かれている弾はフックでパンチ。ステージによっては、ジャブ、フック、アッパーみたいなコンビネーションを繰り出す必要があったりするわけだ。
このほか、オレンジ色の板が飛んでくることも。上に飛んできた場合はしゃがんで、斜めは体を傾けて避ける。あと、×印が描かれた弾は両手でガードする。パンチするだけではなく、体を傾けたり、ガードといった動作のおかげで単調にならず、体全体を動かす必要もあるのでエクササイズ効果も高くなる。また、ステージの途中では足のアイコンが表示され、左右どちらの足を前に出すのか指示が出る。足の位置によってパンチの出方も変わるわけで、これもトレーニング効果を高めるための工夫だろう。
ちなみに、100曲以上を収録しており、そこから自分の好きな曲を組み合わせた独自のプレイリストを作ることも可能だ。用意されたワークアウトに飽きたら試してみるのもいいだろう。ほかのユーザーとオンラインでスコアを競い合えるマルチプレイヤーモードも用意されている。
遊んでるだけで痩せたい。そう、遊んでるだけで痩せたい(2回目)
ゲーム感覚としてはモーションコントローラを剣のように振ってブロックを切っていくBeat Saberに近いが、こちらはゲームというよりもは完全にエクササイズ。スコアを競い合うのではなく、どれだけカロリーを消費できるかに重きが置かれている。実際、慣れてくると適当にパンチしても弾に当てることができるためダラダラとプレイしがちだが、しっかりスピーディーにパンチしないとカロリー消費は増えない。お前、そんなプレイで痩せられると思っているのかと言われている気分になる。
もちろん、ステージごとにスコアは存在し、オンラインでラインキングも発表されているので、それを目標にするのもアリだ。仮想空間で楽しみにながらカロリーも消費できるのはVRならでは。今年こそダイエットに成功したいと毎年思っている筆者なのであった……。
BOXVR
ジャンル:MUSIC/RHYTHM
対応機種:PlayStation 4※PlayStation VR専用タイトル
対応コントローラー:PlayStation Move モーションコントローラー
発売日:2019年8月22日(木)
価格:3,259円(税込)ダウンロードのみ
プレイ人数:1人
CERO:A(全年齢対象)
発売元:Fitar Limited
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