女優の内田理央が、テレビ東京系新ドラマパラビ『来世ではちゃんとします』(2020年1月8日スタート 毎週水曜25:35〜)の主演を務めることが26日、明らかになった。

  • 内田理央

同作はグランドジャンプ(集英社)にて連載中の同名漫画の実写化作品。 CG 制作会社「スタジオデルタ」を舞台に、「5人のセフレがいる性依存女子」「彼氏いない歴=年齢のBL大好き処女」「無責任に女性を弄ぶ魔性のイケメン」「過去のトラウマから処女しか愛せなくなった面食い」「風俗嬢にガチ恋し収入のほとんどを貢ぐ男」と5人の若者たちを描く。

内田が演じるのは、物語の主人公・大森桃江(27)。性に奔放で5人のセフレがいる桃江は「セックスは金のかからない趣味」と割り切っている反面、本命の男性の彼女には決してなれないという事実にどうしようもない切なさと虚しさを感じているが、そんな自分の人生を「まーいっか。来世ではちゃんとしますということで」とどこかクールに見つめている、承認欲求と好奇心と寂しさの狭間を生きるアラサー女性というキャラクターだ。内田は今回、テレビ東京のドラマ初主演となる。

脚本は演劇ユニット・ブス会を主宰しドラマ『恋のツキ』『吉祥寺だけが住みたい街ですか』(テレビ東京)などを手掛けるペヤンヌマキ。現代を生きる女性たちの姿をリアルに炙り出す名手です。監督はドラマ『ポルノグラファー』(フジテレビ)や映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』などを手掛け、12月に映画『”隠れビッチ”やってました。』の公開を控える三木康一郎が担当する。また、同作は動画配信サービス「Paravi」で2020年1月1日21時より毎話独占先行配信される。

内田理央 コメント

・オファーを受けた時の想い、台本を読んだ感想

原作の漫画を読んですごく面白かったので、ドラマ化すると聞いてちょっとドキドキしたのですが、素直にこのドラマを見てみたいなと思ってワクワクしました。

・大森桃江の印象、桃江に共感できる所は?

私とは全く違うタイプなので、だからこそすごく興味津々で、桃江ちゃんみたいなタイプの人もそりゃいるよなって思いました。でも、所々感じる虚しさや寂しさの部分は共感できて、すごく可愛いくておっとりした、女の子にも男の子にも好かれるタイプだなと思います。

・撮影で楽しみにしていることは?

(桃江が働いている)スタジオデルタの個性豊かなこじらせ男女5人の掛け合いが、このドラマの魅力の一つかなと思うので、そこは本当に楽しく和気あいあいとやりたいなと思います。

・視聴者へメッセージ

こじらせ女子にも、パリピ女子にも、どの世代のどんな女の子にも、何かどこか絶対共感できるストーリーがあり、男の人も、女の子を知るために見て頂ければ、モテる秘訣になるのかなと思います。なので、共感の為にも勉強の為にも是非見て頂きたいです!

原作:いつまちゃん コメント

この作品の原作第1話は、私が桃江たちと同じように映像会社で働いていた頃、終電を逃して駆け込んだ漫画喫茶にてネームを描き上げました。“平凡だけれど怒涛”の日常から生まれて、読んで支えてくれた全ての方に育てられた、思い入れの深い作品です。キャラクター達に命が吹き込まれた姿が見られるのが本当に嬉しいし、イチ視聴者として心から楽しみです。登場キャラクターは極端な人間ばかりですが、誰かしらには共感できる要素があると思います。たぶん。ちょっとした幸せと、不幸を繰り返す彼らの日常を覗き観て「生き辛い世の中だけど人生そんな捨てたもんじゃないな...」と思っていただけたら幸いです。

祖父江里奈(テレビ東京プロデューサー)コメント

テレビ東京では珍しく、女性が主人公の恋愛ドラマをやります。しかし王道のキラキラしたラブストーリーではなく、恋愛観も性癖もこじらせてしまった人物ばかりが登場する、なんともテレ東らしい恋愛コメディです。内田理央さんはとてもキュートでセクシーな女性。でもオタクっぽい一面があったりどこかフワフワしたところがあったりして主人公の桃江のイメージにぴったりです。特に女性に共感して観てほしい作品なので、女性人気が高い内田さんにやっていただけるのがとても嬉しいです。貞操観念のネジがぶっとんでしまったキャラクターをかなり振り切って演じてくれています。脚本は現代を生きる女性の生き様や一筋縄ではいかない恋愛を描く天才、ペヤンヌマキさんと舘そらみさん。そんなおふたりが描く世界を、三木康一郎監督が可愛くポップにコミカルに撮ってくださいます。恋愛マニュアルを頭では分かっているのに実践できない、ボロボロに傷付くと分かっていながらあえてイバラの道を選択してしまう、そんな恋ばかりしている人たちに寄り添うドラマになればと思います。ご期待ください。

(C)いつまちゃん/集英社 (C)「来世ではちゃんとします」製作委員会