JR東日本スタートアップとジェイアール東日本物流、CBcloudの3社は、東京駅の手荷物預かり所で預かった荷物を当日中に指定のホテルへ届ける実証実験「エキナカ次世代手荷物配送」を開始した。
東京駅では観光客の増加によりコインロッカーが不足しており、さらに多くの外国人旅行者が訪れる2020年に向けて手荷物のストレス解消が急務となっている。
実証実験では、フリーランスドライバーと荷主を即時につなぐ配送マッチングプラットフォームとしてCBcloudが運営する「PickGo(ピック ゴー)」と東京駅の手荷物預り所が提携。旅行者が手荷物預かり所に持ち込んだ荷物をフリーランスドライバーが当日のうちにホテルまで届ける。届け先のホテルは山手線各駅周辺と舞浜駅周辺に限定する。
「PickGo」のシステムで配送することにより、8時から16時30分までと通常の手荷物預かり所よりも幅広い時間帯で当日配送が可能に。予約も不要で、配送料も大きさに応じて1,800円・2,000円・3,000円の3段階と運送会社より安く済む。大型のスーツケースなどにも対応できるように、配送できる最大の大きさは3辺合計250cmとした。実証実験の期間は11月11日から約3カ月間を予定している。