俳優の成田凌が、日本テレビ系バラエティ特番『誰も知らない明石家さんま 第5弾』(12月1日19:00~21:54)で放送される特別ドラマで、明石家さんま役を演じることが24日、明らかになった。

成田凌(左)と小日向文世=日本テレビ提供

今回は、さんまと師匠・笑福亭松之助の絆の物語をドラマ化。「さんまが泣いた日」と題し、弟子入り志願以来、距離が離れても、お笑いから離れても、決して切れない師弟関係を2人の数多くの実話エピソードから描いていく。松之助役は小日向文世が演じ、芥川賞作家の又吉直樹が脚本を担当する。

24日に放送されたスペシャルドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』(フジテレビ)ではタラオ役を演じ、今度はさんまと、魚にゆかりのある役名が続く成田。今作については「こんなにあったかい物語が、本当にあったっていうのがすごいことだなと思いました。さんまさんって、笑顔の状態しか浮かばないので、『さんまが泣いた日』のお芝居での『さんまさん役』というのは、かなり役作りに苦労しました」と語る。

また、「『引き笑い』を家で練習しても、全然できなかったんですけど、本番できて、すごく安心しました。調子乗っていっぱいやっちゃいましたけど。そこはもう、さんまさんが憑依(ひょうい)しました。なかなかの緊張感だったんですけど、これをさんまさんと一緒に観るのが、一番緊張しますね」と本音を打ち明けた。

一方の小日向は「(松之助を演じるのは)本当に恐れ多いなという感じで。僕は昔から師匠のことは穏やかそうな方だなとずっと思ってまして、今回改めて高座を1つ拝見させていただいたんですけども、とても穏やかな、でも本当にさんまさんが惹かれた師匠なんだなと、とても感慨深く拝見させていただきました。実際師匠になりきってですね、劇場で高座上がらせていただいたんですけども、ひさしぶりに緊張しましたね」と振り返っている。