社会現象を巻き起こしたメガヒット作の続編『アナと雪の女王2』(11月22日公開)のスペシャルイベントが21日、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで開催。監督を務めたクリス・バックとジェニファー・リー、プロデューサーのピーター・デル・ヴェッコ、音楽を手掛けたロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が来日し、日本版声優の神田沙也加と共に登壇した。
前作で深い絆で結ばれ、2人でアレンデール王国を治めていたエルサとアナの姉妹。ところが、エルサは自分にしか聞こえない不思議な声に導かれ、未知なる世界へと踏み出していく。本作では、エルサが持つ魔法の力の秘密が解き明かされる。
会場には「アナ雪」のコスプレをしたファンたちも詰めかけたので、クリス・バック監督は「本当にうれしい。特に日本のファンの方々は、キャラクターを人生の一部に取り込んで愛してくださっている」とご満悦だった。
アナ役を続投した神田は来日キャストと共にイベントに登壇できたことを喜び、ジェニファー・リー監督の顔を見ながら「本当に感動してしまいました。目を見てお話をさせていただいていると、涙が出てしまいます」と感極まって涙を流した。
神田は演じたアナ役について「自分の人生の年表みたいなものがあったら、間違いなく分岐点だと思います。パート2までの間に、たくさんの方から愛してもらっているのを感じていて、自分がアナでいたことを誇りに思っていました。いまはもう1人の自分ができた、みたいな感覚で、すべてが変わりました」と感動しきりの様子。
続いて、メイン楽曲「イントゥ・ジ・アンノウン」をはじめ、『アナと雪の女王2』の楽曲の数々が、ロペス夫妻のピアノ演奏と歌で初披露されることに。ロバートが「実は日本人キャストの方の歌も全部聴いたが、神田沙也加さんの曲も超一流で本当に美しくて感動した。私たちが求めていたものすべてが入っていた」と称えると、クリステンも「今日も沙也加さんが歌ってくれればいいのに」と笑顔でコメントした。
神田はその演奏後に「これこそ、聴きたかった、そして見たかった光景でした。今回のストーリーやキャラクターを司る方々の音を聴けたことがなによりも幸せですし、答えを見せていただいた気がします」と興奮しながら感想を述べた。