BlueStacksとティーガイアは、モバイルeスポーツプラットフォーム「Game.tv」をリリースしました。
Game.tvはモバイルゲームのeスポーツ大会開催をアシストするプラットフォーム。既存のeスポーツプラットフォームとの違いは、「Tourney」というAIによる大会運営のアシストです。「組み合わせ法の作成」「戦績管理」「大会進行アシスト」など、大会運営に必要な業務をAIがお手伝い。また、大会の規模や運営実績などから、Game.tvに協賛するスポンサーからの支援を受けることもできるため、コミュニティベースのイベントでは難しかった収益化も見込めるでしょう。
Game.tvは、ウェブアプリもしくはDiscordから利用できます。アプリでの提供をしないのか確認したところ、既存のコミュニティやSNSをそのまま活用することで、新たなアカウントやIDを登録する手間を軽減し、より参加しやすくしているとのことです。
また、コミュニティ内でリーグが開催されると、すべてのコミュニティにおけるプレイヤーの戦績をTourneyがトラッキング。各シーズンの終わりに各国の上位8名のプレーヤーは毎月5万円の支援金を受け取ることができます。優れた成績を残したプレイヤーを輩出したとして、コミュニティにも特典が与えられるそうです。
今回、Game.tvの日本リリースを記念して、Game.tvで大会を開催したコミュニティ50組に対して、Amazonギフトコード5,000円分を大会賞品として贈呈するスポンサーキャンペーンを実施。さらに『どうぶつタワーバトル』とゲーム実況者加藤純一氏によるコラボ企画「加藤純一タワーバトル 信者衛門杯 powerd by Game.tv」も開催します。
大会を開催する場合は、すべてのモバイルゲームに対応しているわけではないため、Game.tvに登録されているタイトルから選ぶことになります。登録されていないタイトルもユーザーの希望により、順次追加されていく予定。また、登録されているタイトルについては、Game.tvがそれぞれのパブリッシャーやデベロッパーと協力していく体制ができており、Game.tvユーザーが大会を開くことにおいての許諾はクリアされているとのことです。
これまではeスポーツ大会を開こうとすると、参加者の募集、トーナメントの管理、成績のアーカイブなど、すべて手動で行わなくてはならず、手間もコストもかかり、なかなか手を出しにくい印象でした。Game.tvを使えば、面倒な作業をAIが行ってくれるだけでなく、スポンサーを得る可能性まであります。
既存のeスポーツ大会は、元々コミュニティベースでの大会が多いので、Game.tvから始まった小さな大会が将来的に、EVOのような大会まで育つこともあるかもしれません。選手としても、成績が蓄積され、結果が多くの人に認識されやすくなります。大会運営に興味がある人、eスポーツでプロを目指す人は、登録して損はないと思います。