鉄道博物館(埼玉県さいたま市)は12月1~25日、特別企画「メリーてっぱクリスマス 2019」を開催する。「キッズプラザ103トレイン」にクリスマス装飾を施すワークショップ、展示車両に冬やクリスマスにちなんだヘッドマークを取り付ける企画など、初企画も登場する。

  • 1975(昭和50)年12月14日、国鉄最後の蒸気機関車による定期旅客列車に掲出された「さよならSL」ヘッドマーク

「キッズプラザ103トレイン」での企画は12月23~25日の3日間限定で実施。クリスマスツリーや雪だるま型の紙に色を塗って車体に貼り、オリジナルのクリスマス中吊り広告を作成して車内に掲出する。装飾した後、学芸員が文化財保護や車両設計・デザインについて解説する。小学生以下を対象に行われ、3日間とも11時30分から整理券を配布。先着10組が参加でき、13時30分から開催される。

開催中の企画展「走るレストラン ~食堂車の物語~」では、クリスマス特別展示として、日本が連合国軍に統治されていた昭和20年代に食堂車の中で行われたクリスマスパーティーの写真や、クリスマス限定の献立表など貴重な資料を12月4~25日の期間限定で展示する。

  • 「キッズプラザ103トレイン」

  • スキー客輸送を目的に運行された「シュプール」ヘッドマーク

鉄道博物館に展示されている蒸気機関車C57形、電気機関車ED75形、183系ランチトレインでヘッドマークの掲出も。「SLクリスマストレイン」(C57形)や「シュプール」「新雪」(183系)など、名称や図柄、掲出時の列車の用途などがこの季節にふさわしいヘッドマークをそれぞれの車両に掲出する。

その他、12月1日には映画『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』に登場する「シンカリオンALFA-X」が館内に国内初登場。写真撮影会が行われる。