Webブラウザ「Sleipnir」などを展開するフェンリルは11月22日、Android TV向けのWebブラウザ「Sleipnir TV for Android TV」新バージョンをリリースした。CCC AIRが同日発表したAndroid TV端末「Air Stick 4K Joystick edition」にプリインストールされており、ジョイスティックでの動作に最適化されている。
Air Stick 4K Joystick editionは、テレビのHDMIポートに挿してインターネットにつなぐことで、自宅のテレビをAndroid TV化できるデバイス。NETFLIXやYouTube、AbemaTVなどの動画コンテンツを大画面で視聴できるほか、Google Playストアの対応コンテンツも利用できる。同機は22日発表の新モデルで、Web閲覧やゲーム操作などを行えるジョイスティックを搭載した新型リモコンを同梱することが特徴。直販価格は税別12,800円。
フェンリルが開発した「Sleipnir TV for Android TV」は、Air Stick 4K Joystick editionのジョイスティック操作に最適化されたWebブラウザだ。スマートフォンやPC向けWebブラウザの基本機能を引き継ぎつつ、機能やデザインをジョイスティック操作向けに絞り込み、使いやすいようカスタマイズした。
Sleipnir TV for Android TVでは、ジョイスティックでポインタを動かしたり、画面をスクロールしたりできる。リンクをクリックしたい場合は、本体前面にあるボタンを押す。Android TV標準の音声認識にも対応し、検索キーワードを音声入力することも可能。
Sleipnirシリーズの特徴でもあるタブ機能も搭載し、複数のタブを「コレクション」としてサムネイルで保存、管理できる。このほか、ブックマーク機能や履歴表示機能、履歴全消去も用意。「Y」ボタン、「A」ボタンでコンテンツの拡大、縮小も操作も行える。
公開したバージョンはv1.2.0。すでに販売済みのAir Stick、Air Stick 4Kでも、システムを更新することで最新版のSleipnir TV for Android TVをインストール可能だが、ジョイスティックを使う操作などは最新のAir Stick 4K Joystick editionのみで利用できる。