Uniposはこのほど、「感謝と仕事に関する調査」の結果を明らかにした。同調査は11月、20~50代の男女ビジネスパーソン2,096名(一般職1,672名、役職者424名)を対象にインターネットで実施したもの。
近年、「従業員エンゲージメント」という概念が注目を集めているという。同調査でも、職場に対する愛着・信頼の度合いを数値化する指標「eNPS(Employee Net Promoter Score)」を参考に、「現在の職場で働くことをどの程度、友人・知人にすすめたいか」について11段階で聴取し、従業員満足度エンゲージメントを「低」「中」「高」の3段階に分けた。
職場で感謝やお礼を言われる頻度について、従業員エンゲージメント別でみると、感謝を言われる頻度が高いと答えた人は、エンゲージメント「高」が最も多く82.4%だった。エンゲージメント「低」との差は32.3ポイントで、従業員エンゲージメントが高い人ほど、感謝やお礼を言われる頻度も高いことがわかった。
感謝や賞賛されることが、仕事へのモチベーションにつながるか聞くと、一般職は67.2%がモチベーションにつながると回答した。役職者は13.2ポイント少なく、役職に就いていない若い人ほど、感謝や賞賛が仕事のモチベーションにつながることが分かった。
感謝やお礼を言う頻度について尋ねると、一般職は71.9%が「多い」と回答した。役職者で「多い」と答えたのは60.8%で、役職者の方が頻繁に感謝を伝えられていない人が多いことがわかった。
バックオフィス(総務、経理、人事など後方支援業務を行う部門の他、システムエンジニア、デザイン、企画等、営業数値を追っていない部門や部署)の人に感謝を伝えられているか尋ねると、一般職・役職者ともに、58.5%が「そう思わない」と答えた。