真岡鐵道は蒸気機関車C11形325号機が12月1日をもって真岡線での営業運転を終了することを受け、同日にラストランのイベントを実施する。

  • 真岡鐵道真岡線で20年以上にわたり活躍した蒸気機関車C11形325号機。12月1日に真岡線でのラストランを迎える

蒸気機関車C11形325号機は1998年から「SLもおか」の牽引機として活躍してきたが、真岡鐵道は経営上の理由から、2機ある蒸気機関車を1機に減らすことを決断。今年3月にC11形325号機の一般競争入札を行い、東武鉄道が落札したと報道された。これにより、C11形325号機は東武鉄道に活躍の場を移すことになり、真岡鐵道真岡線での運転は12月1日が最後となる。

ラストランは通常の「SLもおか」と同じ運転時刻で行い、下館駅10時35分発・茂木駅12時6分着の下り便、茂木駅14時26分発・下館駅15時56分着の上り便を運転。下り便・上り便ともにラストランを記念したヘッドマークを掲出するほか、乗車した人に特別記念乗車証を配布する。下り便の車内では沿線自治体の特産品関連イベントを実施。真岡駅到着時にホームで式典を開く予定となっている。