長野電鉄の通勤車両3500系のO2(オーニ)編成(元営団地下鉄3000系)が12月15日をもって引退。これにともない、12月7日から「さよならO2編成イベント」が開催される。

  • 赤帯を撤去した3500系O2編成の現在の姿

イベントは12月7・8・14・15日の計4日間にわたり開催。4日間とも3500系O2編成を使用した臨時列車が長野~信州中野間で運行される。途中、長野市内の地下駅に停車して撮影会が行われ、須坂駅構内でも撮影会とグッズ販売会が開かれる。12月7・8日の臨時列車は長電フリー乗車券(1日用)で乗車可能。12月14・15日の臨時列車は長野電鉄主催のツアー参加者のみ乗車できる。

3500系O2編成は引退を前に、長野電鉄への導入時に付けられた車体の赤い帯を撤去しており、営団地下鉄時代により近い外観での走行風景を見られる。赤帯のない3500系が地下区間を走るのは今回が初めてだという。

  • 赤帯で運行していた時代の3500系O2編成

イベントでは3500系O2編成のクリアファイルや記念乗車券、記念入場券も発売予定。ツアーの募集要項や記念グッズの詳細は決まり次第、発表となる。なお、3500系O2編成はこの先、12月6日まで運転されないとのこと。12月9~13日は定期列車として運行され、運転時刻を事前に公表する予定としている。