タレントのJOYが、20日放送のフジテレビ系情報番組『とくダネ!』(毎週月~金8:00~9:50)に生出演し、芸能界での抜き打ち薬物検査を提言した真意を語った。

JOY

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女優・沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、JOYは17日に「これだけ芸能人の薬物逮捕が多いなら半年なり1年に一度の薬物検査のルールを設けたらいいのに。抜き打ちでもいいですし」「費用を事務所が出す場合、金額が高いのは事務所にとっても負担が大変(所属タレントが余りにも多い場合)という話も聞きます。なので例えばある程度の認知度があって商品として機能してる人に絞ってもいいとは思いますが」とツイート。賛否両論さまざまな意見が寄せられた。

『とくダネ!』に緊急生出演したJOYは、「少なくともこの番組に呼ばれると思ってつぶやいてなかったんですけど。びっくりしました」と恐縮。「こういう芸能人の薬物使用があった時に何が起きるかというと、『芸能界ってそういうところ』『みんなやってるんじゃないの』とか、街中で声を掛けられても『大丈夫?』みたいに言われたりすることがすごく多くて、それが悲しいなとすごく思っていました」と打ち明けた。

さらに、「沢尻容疑者がこういったことを起こしてしまって、1日中テレビでこのニュースが流れるじゃないですか。どのチャンネルも。もしかしたらこういう時間はもっと大事なニュースや世の中で起きていることを使える時間に使えるはずなのに」と報道が偏ってしまうことを危惧。一方で、「それだけ自分たちは、影響力が大きい仕事をやっているんだと今一度理解しなければいけない。タレントももちろんそうですが、事務所も自分たちの商品がこれだけ影響力があるというのを分かっていないといけない。今後こういうことが起こるリスクをもっともっと減らしていくために自分たちから『クリーン』というのを伝えていかなきゃいけない時代なのかなと思ったんですよね」と訴えた。

「僕らがやる仕事は必ずスポンサーさんがいます。そういうところにクリーンですよと見せていくためにもやるべき」「ある程度CMに出ているタレントさんだったり、テレビに頻繁に出ている人たちに関してはやっていくべき」と主張するJOY。「いきなり変えるのは難しいと思います。人権の問題ももちろんあるので」と課題にも触れ、「ただ、考えるきっかけにしていかないと。事務所とタレントは信頼関係があるようで、意外と深いところまで分かってないパターンはすごく多いと思う。事務所との関係を見つめ直すのもそうだし、変えるのは難しくても1つきっかけとしてみんなが考えていけるようになったらいいなと思います」と思いを伝えていた。