俳優の神木隆之介が、WOWOWの連続ドラマ『鉄の骨』(2020年4月放送スタート予定 全5話 1話無料放送)に主演することが20日、明らかになった。
池井戸潤の同名小説が原作の同ドラマは、中堅建設会社の若手社員の奮闘する姿と共に「談合」は"必要悪"かをテーマに描く社会派エンタテインメント。神木が演じるのは、入社4年目の若手社員・富島平太で、不器用ながらも建設現場を愛する実直な男という役どころだ。
平太は、ある日突然、畑違いの業務部へ異動を命じられる。そこは公共事業などの大口案件の受注を担当する、「談合部」と揶揄される部署。くたびれた顔の部長や、粗野で男くさい先輩、泰然自若とした女先輩、切れ者で腹の底が見えない常務らと共に、2,000 億円規模の公共工事の受注を目指す平太は、やがて談合を取り仕切る業界のフィクサーとの交流を深めていく中で、欲望やしがらみを目の当たりにする。
神木は「建築業界の専門用語も多かったので、少し難しい印象も受けましたが、とても面白かったです。会社組織の中で働いた経験のない僕からしたら、色々なしがらみや圧力、それぞれの正義があったりと、社会で働いている方々は本当に大変なんだな…と思いました」と脚本を読んだ感想を語り、「社会の中で戦う主人公を、繊細かつ時に刃の様な鋭さを持って、演じられたらいいなと思っています。この小説のファンの方にも、少しでも認めてもらえるよう、精一杯頑張りますので、ぜひ見てください!」とメッセージを寄せている。