第13世代のiPhoneには、スペックの異なる「iPhone 11」と「iPhone 11 Pro」、「iPhone 11 Pro Max」の3モデルが存在します。SoCは同じ「A13 Bionic」でメモリも4GBと変わりないものの、カメラがデュアルかトリプルか、ディスプレイが液晶(Liquid Retina HD)か有機EL(Super Retina HD)かといった違いがあります。
カメラやディスプレイはこだわりたい人がこだわればいい部分といえますが、ProとPro MaxにはあってノーマルのiPhone 11にはない装備があります。それが毎日のように利用するもので、使い勝手に大きく影響すると聞けば、心穏やかではいられないかもしれません。
そのノーマルiPhone 11にない装備とは、「USB-C - Lightningケーブル」と「18W USB-C電源アダプタ」です。ノーマルiPhone 11に付属するのは、従来と同じ「5W USB電源アダプタ」と「USB-A to Lightningケーブル」ですが、iPhone 11 Pro/Pro Maxには高速充電に対応したUSB-CケーブルとACアダプタが付属するのです。
逆にいうと、ノーマルiPhone 11のカメラ/ディスプレイに納得しているのであれば、「USB-C - Lightningケーブル」と「18W USB-C電源アダプタ」を買い足すと、充電環境はiPhone 11 Pro/Pro Max相当になります。後者の電源アダプタは「USB-PD」規格に準拠していればサードパーティー製で代替できるため、前者のApple独自規格ケーブルさえ入手すれば、iPhone 11 Pro/Pro Maxの充電環境に追いつけます。
もちろん、「USB-C - Lightningケーブル」はノーマルiPhone 11でも利用できます。2千円にも満たないケーブルを入手し、USB-PD対応のACアダプタ/バッテリーと組み合わせれば、充電速度が飛躍的に改善されますよ。