サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート『人気に火が付くのも間近!? 次に注目のスーパーフードはこれ! 』を公開した。
同サイトでは、アメリカのグルメスーパーマーケットチェーン「ホールフーズマーケット(WFM)」の国内外バイヤーや料理専門家を含む50人以上の有識者が分析・発表した「来年注目される食品トレンド」で取り上げられた食材を紹介している。
注目の食材として挙げられていたのが、「西アフリカ由来機能性素材」。すでに「モリンガ」「タマリンド」「ソルガムきび」「フォニョ」「テフ」などの食材が、アメリカをはじめ欧米では人気になっているとのこと。
「モリンガ」は、その栄養価の高さから「ミラクルツリー(奇跡の木)」と言われているという。ビタミン・ミネラル各種のほか、ごぼうの4倍の食物繊維、リラックス効果や成長ホルモンの分泌に関わるGABAを発芽玄米の20倍も含むとのこと。
モリンガは茎はもちろん、葉、花、根、実、すべてを利用することができる。90種類以上もの栄養素と数十種の抗酸化物質を含むことから、日本でも最近、健康食品として青汁やサプリメント、パウダーなどの形で販売されているという。
甘酸っぱいフルーツ「タマリンド」は、タイ料理によく利用されることで知られているが、原産はアフリカであるとのこと。体内で代謝の際に必要なビタミンB群のほか、カリウム、マグネシウムも豊富に含んでいる。カリウムは体内の塩分濃度を調整する作用があり、むくみの解消に効果的とされている。
「ソルガムきび」は、日本では「たかきび」と呼ばれている雑穀で、食物繊維やカルシウム・鉄などのミネラルを豊富に含んでいる。グルテンフリーの雑穀であるため、米アレルギー、小麦アレルギーや欧米に多いセリアック病(グルテン不耐症)の人でも安心して食べることができるという。
「フォニオ」もグルテンフリーの穀物。鉄、カルシウムなどのミネラル、食物繊維のほか、タンパク質を10%含んでいる。体内で生成することのできない必須アミノ酸のフェニルアラニン、イソロイシン、リシン、バリンなども摂取できるという。干ばつにも強くやせた土地でも育つため、世界の食糧安全保障を向上させる食品として注目されているとのこと。
エチオピアの伝統的な食材「テフ」も、グルテンフリーの穀物。タンパク質の含有量が多く、米の約2倍。必須アミノ酸のすべてを含むほか、鉄(ほうれん草の3.5倍)。カルシウム(牛乳の1.5倍)、マグネシウム、カリウム、マンガンといったミネラルも多いという。欧米ではスーパーフードのキヌアに取って代わる雑穀と注目されているとのこと。
さらに詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「人気に火が付くのも間近!? 次に注目のスーパーフードはこれ!」で解説している。