2005年公開の映画『パッチギ!』などで知られる映画監督の井筒和幸氏が、17日に配信されたAbemaTVのニュース番組『Abema的ニュースショー』(12:00~14:00)にVTR出演。女優の沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持したとして16日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことについて、心境を語った。

  • 『Abema的ニュースショー』

    井筒和幸監督

沢尻容疑者にとって出世作となった映画『パッチギ!』でメガホンをとった井筒監督は、沢尻容疑者の逮捕について「呆然としたとしたわ。腹が立ってきてというか、そんな感じでしたけどね。『しょうがねぇな』と思ったけど。いい仕事できるようになってたからさ」と吐露。「僕の“パッチギ! 学校”の若い連中が今どんな仕事をしてくれているかと思って。卒業生を送った身としては、気になるじゃないですか」と話した。

そして、「前ね、小出(恵介)くんの件があったから。余計にもううちの卒業生は、高岡(奏輔)にしろ、小出にしろ『結局全部アンタが育てたんじゃないか』みたいに言われたときもありましたからね。それから時間が経って、桐谷健太はちゃんとやってるし、木下ほうかもちゃんと認められるようになったし。エリカもレベルアップしてきたし。真木よう子はいろいろあるんだろうけど頑張っとるし」と同作に出演したキャストの名前を挙げていった井筒監督。

「このままみんな俳優業に精を出して、さらに高みを目指してくれよと。そうすると俺のこの低い鼻も高くなるんじゃないかなんて思ってたんだけどね。だから安心してたんですよ。頑張っているなと思っていたから」と無念さをにじませた。

最後に、「とにかくちゃんと反省して認めるものはちゃんと認めて。その責任を果たしてからちゃんともう一回女優としてやれるように。僕らも協力してあげようとは思っているけどもね」と優しさも見せつつ、「とにかく今はあほんだら! バカモン!!」と言葉を送った。

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